ドイツのリサイクル率が世界一の理由は、〇〇〇だった(リサイクル率:ドイツ65%、フランス38%、アメリカ35%、日本19%)

 

谷口たかひさです。

小さい頃、ラムネが大好きでした(今は角ハイボールがお好きでしょ)。

お祭りでラムネを買って(確か80円くらいだったと思います)、買ったところにラムネのビンを返すと、10円もらえました。

僕の実家は、6人兄妹(うち女の子は1人だけ)の風呂屋で、全員、貧乏性丸出しだったので、兄弟でそこらじゅうからラムネのビンをかき集めて、ラムネをもう一本飲んでました。

 

その記憶があまりに鮮明なので、未だにポイ捨てされているペットボトルなんかを見ては、「こーゆーのも持っていったらお金くれる仕組みにしたらすぐ解決するんちゃうかなぁ。。。」とマジで思ってました。

 

 

さて、僕が今住んでいるドイツのリサイクル率は世界一だそうです。

(下の図参照。これより最近のデータは見つかりませんでした)

 

OECD34ヵ国リサイクル率ランキング
ブログ「東京23区のごみ問題を考える」より引用。

 

  

その理由ですが、僕も凄くビックリしました。。。

 

 

ドイツのペットボトルにはこんなマークがついています。

 

ペットボトルに付いてる返金マーク

 

このマークがついているものを買ったお店に持って行くと、なんと25セント(約30円)もらえるのだそうです。

 

。。。30円?!!

これは大きいですね。。。

 

10本ポイ捨てされているものを拾って持って行ったら300円、100本なら3,000円、1,000本なら30,000円、10,000本なら300,000円。。。

 

うちの兄弟が小学生の時ドイツにいたら、ドイツの人の初任給を上回るぐらい稼いでいたに違いありません。

 

現地の人の話では、15年くらい前にこの制度が導入される前は、町にポイ捨てのゴミがあったのが、この制度が導入されて見なくなったそうです。

 

「凄いですね!」と現地の人に言うと、

 

「25セントももらえるんだから当たり前でしょ?」と冷めた感じで返されました。

 

確かに。。その3分の1ぐらいのお金欲しさに、ラムネのビンを探してかけずり回っていた僕はぐぅの音も出ません。。ぐぅ。。。

 

 

仕組みとしてはそれほど難しくなく、ペットボトルや缶、ビン製品の購入の際にきっちり「デポジット(保証金、預かり金)」としてその分がしっかり取られています(レシートにも記載されています)。

ちゃんと店に持って行けばその分が返ってくるし、それをサボればその分、損をして、代わりに持って行った人がそのお金を手に入れます。

その25セントを単純に受けとる他に、「寄附します」という選択肢も用意されてあるみたいで、それもとても素敵だなと思いました。

 

その他に、幼少期からゴミの分別に関する教育を徹底してされる文化がある、という背景も大きいようです。

僕も今の部屋を借りた時にゴミの分別の説明を受けたのですが、説明してくれたおっちゃんの目がマジでした。

 

日本でも導入できひんかなぁ。このラムネ制度。

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