気候危機2‐プラスチックが気候危機/地球温暖化も加速させる

 

谷口たかひさです。ドイツで、まずは自分からと、プラスチックフリー生活に挑戦しています。

マイボトルやエコバッグは必需品ですが、ゴミを出す時にプラスチックの袋を使わないことに、一番難しさを感じてました。

それが最近、現地の人に習って攻略できたので、またそれについての記事書きますね(^^)v

 

 

さて、前回は気候危機/地球温暖化についての記事を書きました。

 

IPCC(国際的な専門家による、地球温暖化についての科学的な研究のための政府間機構) の見通し通りに、このまま地球の気温が上がり続けると、

これから80年の間に、地球が壊滅的な状況になり、人類を含めた生き物の多くは絶滅の危機にされされる、というイギリスの新聞の記事を元に書いたものです(ノンフィクションです)。

 

 

とても近い将来のお話で、この星に住む全ての人に関係がありますので、是非一度読んでみてください(^^♪

 

 

気候危機の問題の前は、主にプラスチックに関わる問題について書いてきましたが、実は、「気候危機」と「プラスチック」という、はなれて見えるこの2つの問題には、深い因果関係があります。

 

 

まず、忘れてはいけないのは、プラスチックは石油製品です

石油は当然、気候危機の原因の最たるものの一つですね。

 

EUなどで進む規制もむなしく、21世紀に入ってからプラスチックの需要はどんどん伸びており、2014年には石油生産の6%がプラスチックに使われたそうです(これは世界中を飛ぶ飛行機が、一年間に消費するオイルの全量とほぼ同じでした)。

 

 

このままいくと、2050年には、石油生産の20%がプラスチックに使われることになります。

そうなると、プラスチックが原因の温室効果ガス排出は、全体の温室効果ガス排出の15%を占めることになります。

 

 

また、海などに捨てられたレジ袋は、劣化する時に、メタンガスを発生する事がわかりました。

メタンガスは、二酸化炭素の10倍以上の温室効果があるガスです。

 

 

2019年5月には、イギリス議会が、国家としてははじめて、気候非常事態宣言を出し、その他8ヵ国・500以上の自治体でも、気候非常事態宣言が出されました。

 

 

 

 

…繰り返しになりますが、イギリスほどの大国が、非常事態を宣言しました。文字通り、非常事態ですね。。。

 

 

この宣言の目的は、文明、経済、生態系などを守るために、社会全体の力を、十分な規模で急いで結集させ、温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることです。

 

素晴らしい目標ですが、このままプラスチックの使い捨てを減らすどころか、どんどん増やす国が地球上にあれば、達成できるはずのない目標です。

 

 

石油産業は、気候危機が世界中で叫ばれ、石油の需要が減る中、石油性プラスチックの生産規模拡大を狙っています。

石油産業の偉いさんたちにも家族や子どもいるんちゃうの?!
その人らの将来が心配じゃないの?!ってシンプルに思います。

 

 

クリーンエネルギーや、ガソリンを使わない車などがいくら普及しても、プラスチックを、バンバンもらっては、使い捨てて…としてしまっては、なんの意味もないでしょう。

 

マイボトル・エコバッグを持ち歩く、プラスチックの袋に入ったおしぼりはもらわない…など、本当にできるところからですね(^^)

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