「海のプラスチック量は、2050年に魚の量を超える見込み」の発表から、事態は更に悪化

 

 

谷口たかひさです。

 

海が好きです(肌が黒いのも多分そのせいです)。

 

日本にいた頃、夏は毎週必ず海に行ってました。

 

海外旅行も好きなので、南国でシュノーケルつけて潜って、熱帯魚とか追っかけるの大好きです。

 

 

こういう景色ですね。すごく美しいです。

 

それがこのままいくと、

 

 

こういう景色に変わっていくわけですね。

 

…。

 

 

 

2016年の世界経済フォーラム年次総会(通称ダボス会議)で、

 

「海のプラスチック量は、
2050年に魚の量を超える見込み」

 

だということが示されました。

 

 

これは重量ベースで、

 

海洋における魚類の総重量はおよそ8億トンという推定をもとに、

2050年までに海に流れ出るプラスチックの総重量はそれを超えるペース、

 

という意味で発表されたものです。

 

 

 

これだけでも十分にゾッとしますが、2016年の発表の時より、事態は更に悪化しています。

 

 

2018年のオーストラリアでの、ウミガメの死体1,000体を対象にした調査によると、

赤ちゃんウミガメの死体の半数以上から、多くて300を超えるプラスチックの破片が出てきたとのこと(イギリスのインディペンデント新聞の記事)。

 

 

 

同記事によると、14を超えるプラスチックの破片を飲み込んだ場合、赤ちゃんウミガメがそれによって死ぬ確率は50%以上だそうです。

 

 

また、2018年の夏に鎌倉の浜辺に打ち上げられたクジラの赤ちゃんの胃の中に、大量のビニール袋が発見されました。

 

エサと間違えて海に漂流するビニール袋を食べて、消化されないビニール袋で胃の中がいっぱいになった結果、魚などのエサが食べられなくなり、死んだと考えられています。

 

 

2019年3月には、フィリピンの海岸に打ち上げられたクジラの胃からは40kgものビニール袋が出てきたというニュースがありました。

 

 

40kgというと、レジ袋にしておよそ8000枚分(1枚5gで計算)。

 

 

日本人1人当たりのプラスチックゴミ排出量はアメリカに次いで世界で2番目に多く、

レジ袋にして、年間で300枚を消費すると言われていますので、およそ30人弱が年間に消費するレジ袋と同じ量ですね。

 

 

また、ウミガメやクジラだけでなく、イルカや海鳥など、海に流れ出たプラスチックを食べてしまったり、体にからんだりして死んでしまった例は多数報告されています。

 

 

生態系は循環しているので、プラスチックが原因で、海の生態系が受ける被害は今後ますます拡大していくと見られています。

 

同時に、プラスチックの生産量増加にともない、海に流れ出るプラスチックの量は年々増加しています。

 

 

このままいくと、2050年どころか、もっと早いタイミングでプラスチックが海の魚の量を超える可能性が高いです。

それどころか、海へ流れ出たプラスチックが原因で、海の生物が激減する可能性だって考えられます。

 

 

 

まずは自分にできることからですね(^^)

 

1人ががんばって、1年に1枚もレジ袋を使わなかったとしても、300枚の削減にしかなりませんが、

1人ずつ全員が、1年に1枚だけレジ袋を減らしただけでも、1億枚を超える削減になります。

 

「今日」「自分」が減らす1枚のレジ袋に、とても大きな意味があると思います(^^)

 

エコバッグは、玄関のドアノブにかけておくと忘れにくいです(笑)

 

dav

 

是非やってみてください(^^)

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