気候危機6‐環境問題を解決する最大の方法は「肉と乳製品を減らすこと」

 

 

谷口たかひさです。

 

前回、『あと11年』‐気候危機阻止の為、私たちに残された時間という記事を書かせてもらいました。

 

フィクション映画でも、都市伝説でもなく、イギリスの老舗新聞に、国連の報告として載ったものです。

私たちが、現状のまま、何の対応も行わないと、2030年までに地球が壊滅的な状況になる、という内容が書かれていますので、まだの人は是非、読まれてみてください(^^)

 

 

また以前に、イギリスが世界で初めて気候非常事態を宣言!という記事を書かせてもらいました。

 

その「取返しがつかない」という性質から僕は、

 

「気候危機」は、人類とこの星が歴史上直面した問題の中で、最悪のもの

 

だと考えていますが、この記事を読めば、多少なりともそれに共感して頂けるかと思います(^^)

 

  

「取り返しがつかない」という言葉を使いました。

この言葉は、よく「やったこと」に対して使われがちです。

 

ですが…

 

 

 

「やらなかったこと」も、「取り返しがつかない」

 

 

 

…ということを、私たちは理解する必要があると思います。

 

何もしなくても時間は過ぎていますので(^^)

 

子どもたちの世代や、その孫たちの世代のために、

私たちは今、何をすべきか…が問われていると思います。

 

では実際に、気候危機をはじめとする環境問題に対して、私たちは何ができるでしょうか…?

 

 

気候危機/地球温暖化をはじめとする環境問題に対して、私たちができる対策として、

 

車に乗る代わりに公共交通機関や自転車を使う、であったり、

車そのものをガソリン車から、電気自動車に替える

 

と考える人が多いと思います。

 

 

電気、ガス、水道を節約する

 

という人も多いと思います。

 

 

プラスチックゴミを出さない

 

という人もいると思います。

(プラスチックと気候危機の関係はこちらの記事をどうぞ(^^)⇒プラスチックが気候危機/地球温暖化も加速させる

 

 

これらはもちろん、とても大事なことです。

 

ですが、もっとシンプルで、もっと劇的に効果的な方法があります

 

 

それは…

 

 

 

「肉と乳製品を減らすこと」

 

 

 

…頭の中に、???が浮かんだ人も多いかと思いますので、説明させて頂きますね(^^)

 

アメリカの世界的に権威がある『サイエンス』という学術誌によると…

 

家畜によってまかなわれているカロリーは全体の18%

タンパク質ですら全体の37%にすぎないのですが…

 

家畜に使用されている農地は全体の83%に上り、

家畜が原因の温室効果ガス排出量は全体の58%

水質汚染は57%

大気汚染は56%

真水の取水量は33%だそうです。

 

 

肉と乳製品だけに、世界で使われている農地の大きさは…

 

アメリカ、中国、EU(ヨーロッパ連合)全域、そしてオーストラリアを足した土地面積だそうです。

  

 

家畜を人が増やし続けた結果、野生動物をふくめた、

陸上の哺乳類の86%は人と家畜が占めるそうです。

 

 

 

温室効果ガスに関して言えば、特にの影響が大きく

(牛が食事の際に出すゲップはメタンガスで、メタンガスは二酸化炭素の10倍以上の温室効果があることで知られています)、

 

牛肉0.1kgを得るために排出する温室効果ガスは、105kg。

 

羊の27kgや、豚の14kg鶏の12kg豆腐の3.5kgに比べてダントツです。

 

 

 

牛だけでなんと…

 

車、飛行機、ボート、そして電車などの移動手段をすべて合わせたよりも多くの、温室効果ガスを排出している

 

というから驚きです。

 

 

 

また、牛は水資源も大量に摂取します。

 

ヨーロッパでは、水資源の節約のために、お風呂に入るのをガマンしてシャワーで済ましたり、シャワーの時間を短くする、という人が増えていますが… 

 

 

ハンバーガー1個分の肉を育てるのに必要な真水の量は、

およそ人ひとりのシャワー2ヵ月分だそうです。

 

 

 

牛は食べる量も極端に多く、

 

世界中のすべての牛たちが1日に食べる量は、

世界中のすべての人たちが1日に食べる量の

 

 

 

なんと、約6.5倍だそうです。

 

 

 

 

現在、世界中で飢餓に苦しむの人の数は約8億2000万人で、

およそ9人に1人が飢餓に苦しんでいます。

 

 

ですが、私たちは、地球上の人たち全員が、

十分すぎるほどに食べれる量の食べ物を育てていることになります。

 

ただ、特に人口の多い貧困国において、その食べものは、その国の人たちでなく、牛が食べます。

 

そうしてできた(その牛が食べた量とは比べものにならないほどのわずか量の)「牛肉」という製品は、欧米や日本などの、裕福な国に行きます。

 

 

「値段」とか、そういう概念ではなく…

 

 

人の命や、環境など、とんでもない犠牲の上に成り立つ「ぜいたく品」なわけですね。

 

 

 

こうした事実を知り、ヨーロッパでは、肉を食べない人がどんどん増えています。

 

 

また、いきなり肉を全く食べなくすることは難しくても、回数を減らしたり、牛肉を鶏肉などにかえるだけでも、大きな影響があります。

 

 

肉食中心の生活は肥満にもなりやすく、世界中で、肥満の割合や、それが原因の病気も右肩上がりに増えています。

 

 

肉や乳製品を減らし、野菜や果物を増やすことは、「planetary health diet」と呼ばれでおり、

私たち一人ひとりの健康にとっても、地球にとっても、とても良いことです(^^)

 

できることからはじめましょう(^^♪

 

 

 

 

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参考記事:

Science “Reducing food’s environmental impacts through producers and consumers” (最終閲覧日:2019/07/09)
https://science.sciencemag.org/content/360/6392/987

The Guardian “Avoiding meat and dairy is ‘single biggest way’ to reduce your impact on Earth” (最終閲覧日:2019/07/09)
https://www.theguardian.com/environment/2018/may/31/avoiding-meat-and-dairy-is-single-biggest-way-to-reduce-your-impact-on-earth

MATADOR NETWORK “4 environmental impacts of eating a hamburger you probably don’t want to know” (最終閲覧日:2019/07/09)
https://matadornetwork.com/change/4-environmental-impacts-eating-hamburger/

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