気候危機11‐「〇〇〇効果」!「目撃者38人が見殺しにした殺人事件」、「いじめ」、「気候危機」の共通点

 

 

谷口たかひさです。

 

キティ・ジェノヴィーズ事件

 

って聞いたことありますか?

 

 

 

1964年、アメリカのニューヨークで起きた殺人事件です。

 

深夜に自宅アパート前で殺人鬼におそわれた キティ・ジェノヴィーズ さんは、

必死で何度も助けを求め叫び続けます。

 

彼女の叫び声に気づいた、近所の住民は38人もいて、

多くの目撃者もいながら、誰も何もしなかったと言います。

 

殺人鬼はその現場に離れては戻りを繰り返し、

彼女を傷害、強姦したにも関わらず、

その間、誰1人助けに来ないどころか、通報もせず、

彼女は死亡してしまったそうです。

 

誰か1人だけでも通報していれば、彼女の命は救われていたかも知れないそうです。

 

 

 

アメリカの人、冷た…

 

都会(ニューヨーク)の人、冷た…

 

 

とかって思いましたか?

 

 

当時はそういう報道もあったようですが…

 

 

 

実はこれは、集団心理の1種で、社会心理学用語で、

 

「傍観者効果(bystander effect)」

 

と呼ばれるもので説明されています。

 

「ある事件に対して、自分以外に傍観者がいる時に、自分からは行動を起こさない心理」

 

のことですね。

 

 

こういう実験があります。

 

 

簡単にいうと、2人のグループと、6人のグループを、いくつかずつつくり、ディスカッションを行い、各グループのうち1人が、発作が出るフリをする、というものです。

 

2人のグループに関しては、1人に発作が出れば、自分しかいないので、

全員が、発作が出た人を助けました。

 

6人のグループに関しては、誰かが助けはじめるのに時間がかかったどころか、

4割の人が、最後まで何もしませんでした。

 

 

この効果は、傍観者が多ければ多いほど、高くなると言います。

 

 

地震が起きた時、1人だけだと、机の下などにすぐ避難するのに、

まわりに人がいると、誰も何もしないのも、この効果が関係すると思われます。

 

 

つまり、キティ・ジェノヴィーズの事件は、

 

アメリカの人/都会の人が冷たいから、誰も助けなかったのではなく、

 

あまりにもたくさんの目撃者がいたため、誰も助けなかったのだそうです。

 

 

この事件の殺人鬼は、この事件の前にも、多数の強姦(そのうち殺人にいたったものもある)を犯しており、

 

経験から、この効果を理解していた、というからおそろしいですね。

 

 

傍観者効果の、3つの原因

1、多元的無知

みんな何も行動を起こさないから、たぶんそんなにまずい状況じゃないんだろう

2、責任分散

みんな何も行動を起こしてないから、俺だけの責任じゃないや

3、評価懸念

自分だけ行動すると、むしろみんなから悪い評価を受けるんじゃないか

 

 

学校などで起きる、いじめなどの問題も、この効果がはたらいているそうです。

 

 

最近、この効果が、スゴくよくはたらいているなぁ…

と思った事件があります。

 

 

 

気候危機/地球温暖化

 

 

 

ですね。

 

 

なんせ、

 

 

 

傍観者の数は数十億人

 

 

 

にのぼります。

 

 

傍観者効果は、傍観者が多ければ多いほど、効果が高くなる

と言われていますので、もう最高の温床ですね。

 

 

というかいじめも傍観者効果がはたらいているという意味では、

気候危機/地球温暖化は、

 

 

 

地球に対する集団いじめ

 

 

 

みたいなものなので…。

 

 

先日、『あと1年半』‐気候危機阻止の為、私たちに残された時間という記事を書きました。

 

『あと1年半』‐気候危機阻止の為、私たちに残された時間

 

2019年7月24日の英国放送協会の報道によると、

 

ここからの1年半で、気候危機/地球温暖化を、

我々にとって生存可能なレベルにおさえれるかどうかが決まる、

 

というものです。

 

 

…スゴい報道だと思いませんか??

 

 

今日、寝て、明日起きた時、

 

というほどの緊急性はないまでも、1年半なので、

 

 

あと500回ちょっと、寝て、起きた時、

 

ぐらいの緊急性ですよ??

 

 

それまでに、

 

自分の大好きな人や、子どもや、孫の、未来の有る無しが決まる

 

っていう話ですよ??

 

 

日本に入ってくる情報には差があるので、

そもそもそこまでだとは知らなかった、という人も多いとは思いますが、

 

ある程度、マズい状況っていうことぐらいは、

さすがになにかで知っているか、あるいは、

ひたすら、目と耳と心をふさいで来たか、かも知れません。

 

 

 

それも含めて、傍観者効果ですね。

 

 

 

傍観者効果への対策ですが、

人間の心理そのものを消したり、変えたりすることは難しいです。

 

ですので、まず、

 

そういった効果が存在するということを知り、冷静に考えて、

必要だと自分が判断すれば、傍観者の群れから抜けましょう。

 

 

では、気候危機/地球温暖化の問題を、上で説明した、

傍観者効果3つの原因に照らし合わせて、冷静に考えてみましょう。

 

1、多元的無知

みんな何も行動を起こさないから、たぶんそんなにまずい状況じゃないんだろう

⇒まずい状況かどうかは、事実にもとづいて判断しましょう。

まわりの人や政治家や、信頼性の低いメディアよりも、

多くの科学者や、信頼性の高いメディアからの情報が良いと思います。

すごくまずい状況だと言われています。

 

2、責任分散

みんな何も行動を起こしてないから、俺だけの責任じゃないや

⇒気候危機/地球温暖化に関しては、責任はいずれにしても、

自分や、自分の大切な人の、未来の犠牲という形で負うことになると思います。

 

3、評価懸念

自分だけ行動すると、むしろみんなから悪い評価を受けるんじゃないか

⇒気持ちはわからないでもないですが、それどころじゃないと思います。

 

っていう感じですね。

 

こうやって冷静に考えたあと、傍観者の群れから抜ける必要がある

と自分が判断すれば、抜ければ良いわけですが、

率先して行動を起こすことが難しければ、行動している人を応援する

という方法でも、傍観者の群れから抜けることができます。

 

 

傍観者の群れから抜ける人が、1人、また1人と増えれば、

その集団に対する、傍観者効果はとけていくそうです。

 

 

 

「あと1年半」と聞いて、少しはパニックになる必要があるかも知れませんね。

 

最後に、下の動画は、自分たちや、自分たちの子ども、孫の世代のために、

気候危機/地球温暖化を阻止するための活動を続ける、

スウェーデン出身のグレタ・トゥーンベリさん(16歳)が、

EU議会でスピーチをした時のものです。

 

「パニックになることは、それが本当に必要な時以外は、ひどいアイデアだと思います。ですが、私たちの家(地球)は今、火事であり、この家(地球)が燃え尽きてしまうのを止めるには、ある程度のパニックも必要です。

 

ということを言ってくれています。

 

日本語字幕が付いているものは無かったですが、それでも、とても感情をゆさぶられるスピーチなので(特に40秒の当たりから)、最後に、是非1度ご覧になってみてください(^^)

 

引用元:Guardian News

 

 

 

よければフォローお願いします(^^♪ 
※ロゴをクリックでとべます

最新情報をチェックしよう!
>ヨーロッパの事なんでも聞いてください♪

ヨーロッパの事なんでも聞いてください♪

・ドイツはなんで犬の殺処分をゼロにできたの?
・プラスチックフリーのスーパーって?
・ドイツでナチスを放映し続けているって本当?
・北欧の小学校教科書には何て書いてるの?
・ドイツでは腐るお金があるって本当?

などなど、ヨーロッパに関して「これって本当なの?」や「こういうところはどうなっているの?」といった質問に、ドイツ在住の僕が現地の人へのインタビューを交えお答えします(^^♪