谷口たかひさです。
今年はなにがある年かご存知でしょうか?
東京オリンピックですね。
包み隠さずお伝えすると、
欧米で報道されるニュースを見ていると、
このオリンピックは、「放射能オリンピック」と呼ばれている、とあります。
もともと東日本を中心に、放射能による汚染が懸念されていた上に、
汚染水を太平洋に捨てる、という日本政府の発表は、
メディアでも本当に大きく取り上げられました。
東京オリンピックには絶対に行かない、という参加者や、
国の宝ともいえるアスリートを日本に送り出すのは怖い、
という声もよく聞きます。
それに加え、今年の夏、「気候変動」の影響もあり、
オリンピックが行われる夏ごろ、どんな状況になるか想像もつかないので、
僕個人としては、このオリンピックが実際に行われるか否かはとても疑問です。
さて、オリンピックが行われる年に決まって行われる、
ビッグイベントがもう一つあります。
アメリカ大統領選挙です。
2020年11月3日に行われる予定です。
トランプ大統領が当選した時のショックは今でも明白に覚えており、
あれからもう3年以上たつと思うと、
月日のたつはやさを感じずにはいられませんね。
さてこのアメリカ大統領選挙、
僕はこの上なくチャンスだと思っています。
僕が今、人生のすべてをかけて取り組んでいる「気候変動」問題。
ご存知の通り、トランプ大統領は「気候変動」懐疑派です。
米政府がまとめた気候変動に関する報告書を、
ちゃんと読みもせずに、「信じない」と発言しました。

2015年に187ヵ国によって採択された、
温暖化対策に関する歴史的な協定、「パリ協定」からも、
2019年11月4日、正式に脱退(※)することを発表しました。
※…協定では発効の3年後から文書で離脱を通告できると定めていて、
通告の受領から1年後以降に正式に離脱すると規定しています。
アメリカは基本的に、主要な政党が2つしかありません。
トランプ大統領が属する、今は与党にあたる「共和党」と、
野党にあたる「民主党」ですね。
野党にあたる「民主党」は、この離脱発表を、
「トランプ大統領は私たちの未来を放棄した。
この決定は人類に対する侮辱でありわが国の恥だ。
気候変動はわれわれの健康、安全、繁栄、
そして地球の未来に対する差し迫った脅威だが、
この大統領が気にかけているのは自分のことだけだ」
と批判。
そのうえで、
「民主党は気候変動に立ち向かうためには大胆な行動が必要だと考えている。
オバマ前大統領がパリ協定に署名したときのように、
そして民主党がこれからも取り組んでいくように、
トランプ大統領に真のリーダーシップとはどのようなものか示していく」
としています。
またこの離脱の発表について、
温暖化対策の国際交渉に詳しい東京大学の高村ゆかり教授は、
「実際の離脱は大統領選挙のあとになるので、
トランプ大統領が再選されるかどうかでアメリカの方針は変わる可能性もある。
今回の通告で、すぐに大きな影響が出るわけではない」
そして実際に、今回の大統領選挙に出馬を表明している、
トランプ大統領の対抗馬となる有力候補、バイデン前副大統領は、
「気候変動の危機的な状況が日々悪化しているのに、
トランプ大統領は科学を放棄し、
国際社会でのアメリカの指導力も放棄し続けている。恥ずべきことだ」
とし、
同じく対抗馬となる有力候補、サンダース上院議員も、
「世界を気候変動による大惨事に陥れるのは誇るべきことではない」
としました。
ちなみに、トランプ大統領と前回の大統領を争った、
ヒラリー・クリントン氏は「地球温暖化対策強化」を主張していました。
…伝わりました??
もしかしたら「気候変動」を阻止できるかどうかの、
1番の大きな別れ道は、
このアメリカ大統領選挙かも知れないのです。
同じく、今年11月には、
イギリスで気候変動に関する国連サミット、COP26も開催を予定しており、
イギリスのBBCニュースはこれを「最後のチャンス」と報道しました。
日本の小泉環境大臣も、
「台風などの気象災害が頻発しており、
気候変動が進むと災害リスクが増大することを考えれば、
脱炭素社会の実現は喫緊の課題だ。
そのなかで世界第2位の排出国が脱退通告をしたことは非常に残念だ」
と述べながらも、
「率直に言ってトランプ大統領に翻意を促すのは不可能だと私は思う」
と発言しています。
陰謀論とかではなく、現在のアメリカと日本の関係を考えると、
日本がアメリカに強く意見するのは難しいでしょう。
逆に言うと、アメリカの大統領が変わり、
気候変動対策に積極的な人/国になると、
日本もその後を追わざるをえないかと。
ということで、今年はアメリカに力を入れます。
とりあえず、5月8日~カナダ/コスタリカツアーを予定してますので、
4月はアメリカを周りたいです。
まだちゃんと固まっているものでは無いですが、
カリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州、ネバダ州、
あたりの方々とお話させて頂いてます。
同じでも、この他でも、アメリカにゆかりがあり、
お話会を開催してくれるという方は、ドンドンお声がけください。
アメリカの方が先日お話会に来てくれましたが、
やはりトランプ大統領がそういうスタンスである手前、
気候変動に関する報道は比較的少ないとおっしゃっていました。
(それでも英語が読めるなら、
ヨーロッパのニュースが読める気がしないでもないですが)
僕が話をして周ることで、1人でも多くのアメリカの有権者の人が、
投票の際に何を大事とするか、を考えるきっかけになればと思います。
僕1人がそんな事をしたところで、
という方もいらっしゃるとは思いますが、
自分にできる事、やるべきだと思った事をとことんやりたいです。
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