なぜ、戦争は無くならないのか?

  • 2020-01-08
  • 2020-01-08
  • 政治
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谷口たかひさです。

 

2017年に安倍首相が発表した、

「憲法改正」の目標としている年、2020年になりました。

 

「2020年 憲法改正」の画像検索結果
引用元:朝日新聞デジタル

 

アメリカとイランの関係はその緊張度を増し、

日本の中東への自衛隊派遣が懸念されるばかりか、

世界では「第三次世界大戦(World War Ⅲ)」という言葉が、

検索ワードで急上昇し、色々なSNSを騒がせています。

 

引用元:FNN PRIME

 

このタイミングで、あらためて「戦争」というものについて考えてみる事は、

とても意味があると思います。

 

 

人類の歴史で、戦争がなかった世紀は、

いまだかつて1度も無いと言われています。

 

 

 

なぜ、戦争はなくならないのか?

 

 

…考えてみたことありますか?

 

 

これについて、先日読んだ記事がとても興味深くて、

また、僕が今「気候変動」阻止のための活動をさせてもらっていて、

感じていることでもありますので、紹介させてもらいます。

 

 

前提として書かせて頂きますが、ここに書くのはあくまで一視点の話で、

戦争が無くならない理由はとても複雑で様々なものが関係していると思います。

 

人間の持つ、強欲無関心恐怖といったものも深く関わってくるでしょうし、

資源の有限性なども無視できないでしょう。

 

その上で、今回紹介するものは、

賛成とか反対とか、正しいとか間違いとか、良いとか悪いじゃなくて、

あくまでも一つの視点として、ご覧いただければと思います。

 

 

 

さて、次のうち、どちらの人の方が多いと思いますか?

 

①戦争をしたい人

②戦争をしたくない人

 

これはおそらく、②戦争をしたくない人の方が多いんですね。

 

では、多数決をすると勝てるはずなのに、なぜ戦争は無くならないのでしょう?

 

そもそも数などで勝っていようが、

①戦争をしたい人たちの方が強大な力を持っていて、

数もクソも無いからでしょうか?

 

まぁそういうケースもあるのかも知れませんが、

僕が読んだ記事の視点は違いました。

 

 

①戦争をしたい人②戦争をしたくない人が多数決をした時、

①戦争をしたい人が勝つんだそうです。

 

 

一体どういう事でしょうか??

 

 

例えばですが、ここに100人の人がいるとします。

 

①戦争をしたい人はそのうち、10人だけだとします。

 

一見、多数決をすれば、

①戦争をしたい人=10人:②戦争をしたくない人=90人

で、②戦争をしたくない人の圧勝に見えます。

 

 

さて、①戦争をしたい人たちは、実はまとまるのが得意です。

 

それがお金だろうが名誉だろうが恐怖だろうが、

同じような目的に向かって一直線に突き進む場合が多いです。

 

では、②戦争をしたくない人たちはどうかというと…

実は分断を繰り返しているんですね。

 

戦争をしたくない、という点では同じはずだったのに、

 

主義主張の微妙な差や、

同じ方向を向いていたとしても、

どれだけ進んでいるか(何をどれだけできているか)、

 

などの違いで細かい分断を繰り返し、

本当に似た人たちだけで細かなグループを形成し、

 

90人いたはずの②戦争をしたくない人たちのグループは、

気づけば、無数の細かいグループに分かれてしまい、

その中に、10人を超す人数のグループは1つも無くなってしまいました。

 

すると、10人でまとまっている①戦争をしたい人たちのグループに、

もう多数決でも勝つことはできません…。 

 

 

この理論は、もしかしたら不完全なかも知れませんが、

僕も「気候変動」を阻止するためのこの活動をやらせてもらっていて、

スゴく「もったいないなぁ…」と感じているのは、

「気候変動を阻止したい人」たちのまとまれないケースです。

 

 

あくまで例えばの話ですが、

Aさんは、気候変動を止めたくてヴィーガンになりました。

Bさんは、いきなりヴィーガンは難しくて肉を週に1度食べない事にしました。

 

僕はこれは、どっちがどうとかではなく、両方素晴らしい事だと思います。

進んでいる量はもしかしたら違うかも知れませんが、

向いてる方向はほぼ同じのはずです。

 

ですが、人によっては、ここでまとまれなかったりします。

 

ヴィーガンになったAさんは、

肉を減らすにとどまり、やめるまでに至っていないBさんの事を、

認める事ができません。

 

Bさんは逆に、Aさんがヴィーガンにまでなるのはやりすぎだ、と、

これもまた認める事ができません。

 

マイボトルとマイバッグとマイ箸を持ち歩く人と、

マイバッグだけを持ち歩き始めた人、

 

自給自足のような生活をしている人と、

とりあえず使わない電気を消す事を心がけ初めた人、

 

などの間でも同じような事が起き、

「気候変動を阻止したい人」という点では同じはずなのに、

1つにまとまる事ができません。

 

これに対して、「気候変動を阻止したいと思っていない人」たちは、

その理由がお金だったり、単にめんどくさかったりと、

なんだかんだでまとまったりします。

 

 

 

自分が仮に大きな事をやっていると思っていたとしても、

他の人が踏み出した、小さく見えるかもしれない一歩をたたえましょう。

 

自分があまり大きな事はできていないと思っていたとしても、

大きな事をやっているように見える人を、素直にたたえましょう。

 

 

認め合いましょう。

 

お互いの方を向き合うのではなく、

同じ方向を向いて、自分のペースで歩いていきましょう。

 

「本当に立ち向かうべきものは何なのか」を常に念頭に置き、

それに立ち向かうことをおろそかにしてしまった結果、

失うものの大きさを考えましょう。

 

 

分断はワナです。

 

 

気候危機のために1つになろう。 

 

分断をやめて、いじめも差別も対立も戦争もやめて。

 

今がその、人類史最高にして、最後のチャンス。

 

 

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