「地球はもうティッピングポイントを超えたかもしれない」日本で報道されないニュースの日本語訳‐気候危機31

 

谷口たかひさです。

 

昨日数時間、僕のブログにアクセスできない時間があったようで大変ご迷惑をおかけしました。

 

アクセスできなくなる数時間前に、海外のあやしいサーバから乗っ取りが試みられた記録があり、

「気候危機に関して発信しすぎたから消されるんか?!?!?!?」

とガラにもなく陰謀論を疑ってみたくなりましたが、

 

理由はそれとはまったく別で、単純にアクセスが増えすぎてサーバのスペックを上回り、ダウンしただけでした(笑)

 

それだけ見て頂ける事が増えたという事でとても嬉しいです(^^)

サーバのスペックをかなり上げたので、これまで以上にサクサクお読み頂けるかと思います(^^)

 

さて、今年に入って僕が毎日ブログを更新しているのには理由があります。

 

「毎日お話会をして全国を周っていた2019年と違って余裕ができたから」

「2020年が気候変動に立ち向かう最期のチャンスだと言われているから」

 

確かにこういう理由もあるんですが…

 

 

2019年の12月25日(クリスマス)、僕は広島にいました。

広島に住む18歳の環境活動家の女の子、かこちゃんに呼ばれたからです。

 

このかこちゃん、1人で広島駅で気候保護のためのマーチをしていたり、

100人以上を集めてマーチをしたり、メディアに取り上げられたり、

僕も尊敬してやまないカッコいい人なのですが、その分、やはり強いんですね笑

 

クリスマスしか僕のお話会の予定に空きがなかったのを良い事に、

『気候危機×クリスマス』というナナメウエの発想のイベントを立ち上げ、僕を呼びつけたばかりか、

前日のクリスマス・イブの飲み会での二日酔いをおして、一生懸命に広島までたどり着いた僕に、ギャル用のサンタコスをさせ、キメ顔で集合写真を撮らせました(手前がかこちゃんです。すみませんキメ顔は僕が勝手にやったんでした)。

 

画像に含まれている可能性があるもの:14人、、Takahisa Taniguchiさん、Haruki Yamaguchiさん、山堀 明美さん、嶋津 晴暉さん、Nami Yoshidaさんなど、、スマイル、立ってる(複数の人)

 

この人に、「気候変動についてしっかり書かれたブログが他に無いから、他の人にもヒサさんのブログをおススメするから、ちゃんと更新してください」と言われ、

2019年は週に2回、2020年は毎日更新をコミットさせられました。

 

 

まぁよーするにですが…

 

怖いんです。

 

この約束を破ったら、次はいつ呼びつけられて、

どんなカッコウをさせられるかわかったもんじゃない…

 

 

という事で引き続き一生懸命ブログを更新して行きます(^^)

 

 

さて、英語でしか報道されないニュースを日本語訳してお伝えするシリーズ。やっていい事なのか正直わからないですが、それどころじゃない上、本当に日本語で報道される事がほぼ無いので、もうやりまくっていきたいと思います。

 

今回は、イギリスで最も信頼される新聞に挙げられ、僕も1番読んでいる『ガーディアン』のこの報道

 

 

Climate emergency: world ‘may have crossed tipping points’
気候非常事態:世界は「ティッピングポイントを超えたかもしれない」

Warning of ‘existential threat to civilisation’ as impacts lead to cascade of unstoppable events
インパクトが、それに連なる止めることができない数々の事態を引き起こす事に伴う「文明存続への脅威」の警告

‘Part of the west Antarctic ice sheet may be in irreversible retreat,’ said one of the researchers.
引用元:ガーディアン

‘Part of the west Antarctic ice sheet may be in irreversible retreat,’ said one of the researchers.
「南極の西の氷床の一部は、もう元に戻らないほど後退している、」と調査員。

 

The world may already have crossed a series of climate tipping points, according to a stark warning from scientists. This risk is “an existential threat to civilisation”, they say, meaning “we are in a state of planetary emergency”.
科学者たちの冷厳な警告によると、世界はもうすでに気候ティッピングポイントの連続を超えたかも知れない。このリスクは「文明存続への脅威」であり、それは「私たちは今、惑星レベルでの非常事態の最中にある」事を意味する。

Tipping points are reached when particular impacts of global heating become unstoppable, such as the runaway loss of ice sheets or forests. In the past, extreme heating of 5C was thought necessary to pass tipping points, but the latest evidence suggests this could happen between 1C and 2C.
ティッピングポイントは、氷床や森林の止めどない減少など、グローバルな過熱化によるあるインパクトが、止める事ができなくなった時に超えたと言われる。過去、ティッピングポイントを超えるには5℃の温度上昇が必要だと言われていたが、最新の証拠は、1℃~2℃の間でこれを超える事を示唆している。

The planet has already heated by 1C and the temperature is certain to rise further, due to past emissions and because greenhouse gas levels are still rising. The scientists further warn that one tipping point, such as the release of methane from thawing permafrost, may fuel others, leading to a cascade.
地球はすでに1℃の温度上昇を迎えており、過去の温室効果ガス排出と、その濃度がなお上昇し続けている為、更なる温度上昇は確実視されている。科学者たちはさらに、永久凍土の融解によるメタンガスの放出といった、1つのティッピングポイントを超える事は、他のティッピングポイントへの到達を加速させ、連鎖的な事態を引き起こす可能性があると警告。

The researchers, writing in a commentary article in the journal Nature, acknowledge that the complex science of tipping points means great uncertainty remains. But they say the potential damage from the tipping points is so big and the time to act so short, that “to err on the side of danger is not a responsible option”. They call for urgent international action.
調査員たちが『英ネイチャー紙』に書いた説明記事では、ティッピングポイントに関する科学の複雑性は、大きな不確実性が残るとしている。しかし、彼らはティッピングポイントによる被害のポテンシャルは非常に大きく、行動の為に残された時間はとても短いとし、「危険の側で過ちを犯す事は責任のある選択肢では無い」と言う。彼らは、国際的な緊急の行動を求める。

“A saving grace is that the rate at which damage accumulates from tipping could still be under our control to some extent,” they write. “The stability and resilience of our planet is in peril. International action – not just words – must reflect this.”
「せめてもの救いは、ティッピングポイントによる被害の蓄積の割合は、ある程度までは私たちのコントロール配下にあるかもしれないという事だ、」と彼らは書いている。「私たちが住むこの地球の安定性と回復力は危険にさらされている。国際的な行動‐言葉だけではなく‐は、これを反映するべきである。」

 

引用元:ガーディアン

 

Prof Tim Lenton at the University of Exeter, the lead author of the article, said: “We might already have crossed the threshold for a cascade of interrelated tipping points. The simple version is the schoolkids [striking for climate action] are right: we are seeing potentially irreversible changes in the climate system under way, or very close.”
その記事の主要な書き手であるエクセター大学のティム・レントン教授は言う:「私たちはすでに、連鎖する相互に関係のあるティッピングポイントの値を超えたかもしれない。単純に言えば、学生の子どもたちが行っている『気候アクションの為のストライキ』は正しかったという事だ:私たちは今、引き返す事のできない気候システムの変化を見ているか、それにとても近いところまで来ているかだ」

“As a scientist, I just want to tell it how it is,” he said. “It is not trying to be alarmist, but trying to treat the whole climate change problem as a risk management problem. It is what I consider the common sense way.”
「科学者として、私は単にどういう状況かを伝えたいと思う、」と彼は言う。「人騒がせな人になりたいわけでは無く、気候変動問題をリスク管理問題として扱うようにトライしている。それが、私が考える最も常識的な方法だ」

Phil Williamson at the University of East Anglia, who did not contribute to the article, said: “The prognosis by Tim Lenton and colleagues is, unfortunately, fully plausible: that we might have already lost control of the Earth’s climate.”
この記事に関わってはいないが、東アングリア大学のフィル・ウィリアムソンは言う:「ティム・レントンとその同僚による予報は、残念ながら、完全にもっともらしい。:私たちは、もうすでに、地球の気候の制御を失ったかもしれない」

The new article comes as the UN warns action is very far from stopping global temperature rise, with the world currently on track for 3C-4C. The commentary lists nine tipping points that may have been activated.
国連が、アクションはグローバルな温度上昇を止める事とは程遠く、世界は3℃‐4℃上昇への道を歩んでいる、と警告するとともに、新しい記事が出た。その説明には、9つのティッピングポイントにすでに到達したかもしれない、とある。

The scientists report that 17% of the Amazon rainforest has been lost since 1970.
引用元:ガーディアン

The scientists report that 17% of the Amazon rainforest has been lost since 1970.
アマゾン熱帯雨林の17%が1970年から今までに失われたと、科学者たちは報告した。

 

“We have this alarming evidence that part of the west Antarctic ice sheet may be in irreversible retreat,” said Lenton. “All the signals are that it is.” A similar situation appears to be occurring at the Wilkes basin in east Antarctica. The collapse of these ice sheets would eventually raise sea level by many metres.
「南極の西の氷床の一部は、もう元に戻らないほど後退しているという、警戒すべき証拠がある、」とレントンは言う。「すべての信号が、それである」南極の西にある、ウィルクス盆地では、似たような事が起きているようだ。これらの氷床の崩壊は、海抜を、多くのメートル、上昇させる。

The massive Greenland ice sheet was melting at an accelerating rate, the scientists said, while Arctic sea ice is shrinking fast. “Permafrost across the Arctic is beginning to irreversibly thaw and release carbon dioxide and methane,” they said.
巨大なグリーンランドの氷床は、加速度的に溶けていて、一方では南極の氷が、速く小さくなっていっている。「南極の永久凍土は取り返しのつかないほど融解し始めており、二酸化炭素とメタンガスを放出している、」と彼らは言う。

The Gulf Stream current in the Atlantic, which warms Europe, has also slowed by 15% since the mid-20th century. “That is just about in the range of natural variability, but it is also hard to rule out that it is part of a longer downturn,” Lenton said.
大西洋のメキシコ湾流はヨーロッパを暖めているが、20世紀の中頃に比べ、15%遅くなっている。「これは自然に変動する範疇ではあるが、しかしより長きわたる沈滞を除外する事は難しい」とレントンは言う。

The scientists report that 17% of the Amazon rainforest has been lost since 1970. The tipping point, where loss of forest leads to it drying out, could lie in the range 20%-40%, they said. In temperate forests, especially in North America, heating has triggered more fires and pest outbreaks, potentially turning some regions from a sink for carbon to a source. In the tropics, corals are predicted to be wiped out by 2C of heating.
アマゾン熱帯雨林の17%が1970年から今までに失われたと、科学者たちは報告した。森林の減少が、乾燥をもたらすティッピングポイントは、20%‐40%の間で到達してしまう、と彼らは言う。特に北アメリカの温帯林では、加熱はさらなる火災と、害虫のアウトブレイクを引き起こし、いくつかの地域を炭素を貯めておく為の場所から、炭素の排出源へと転換する可能性もある。
熱帯では、サンゴ礁は2℃の温度上昇に達するまでに死滅すると言われている。

A cascade of tipping points could occur because, for example, the melting of Arctic sea ice amplifies heating by exposing dark ocean that absorbs more sunlight. That may increase the melting of Greenland ice and permafrost areas. “Multiple risks can interact, with one change reinforcing another, and with warming of just a degree or two sufficient to result in dramatic cascading effects,” said Williamson.
ティッピングポイントの連鎖は起こりうる、なぜなら、例えば、南極の氷の融解は、太陽の光をより吸収する、暗い海の露出を助長する。それはグリーンランドのと、永久凍土地域の融解を増やすかもしれない。「いくつものリスクが相互作用し、1つの変化は他の変化を強くし、1℃や2℃の温度上昇は、劇的な連鎖反応に至るに十分だろう」とウィリアムソンは言う。

Prof Martin Siegert, at Imperial College London, said: “The new work is valuable. They are being a little speculative, but maybe you need to be.” He pointed out that the extremely rapid rate at which CO2 was being pumped into the atmosphere was unlikely to have ever occurred on Earth before. “It may mean that tipping points can occur in unexpected ways as there is no geological precedent for this rate of CO2 change.”
インペリアル・カレッジ・ロンドンのマーティン・シェガート教授は言う:「新しい研究は価値がある。少し推論的になってはいるが、しかしそうなる必要があるかも知れない」二酸化炭素が大気中に排出される速度は極端に早く、その速度はこれまでこの地球でかつて見られなかったものだろう、と彼は指摘する。「この速度による二酸化炭素濃度の変化は、地質学的先例が無い事から、これはティッピングポイントが予期せぬ形で起きるかもしれない事を意味している」

The article reports that preliminary results from the latest climate models suggest global heating will be greater than expected, increasing the risk of tipping points. Prof Piers Forster, at the University of Leeds, disagreed on that point. However, he added: “I completely endorse their call for action. Although possibly low probability, the risks they identify are real.”
この記事は、最新の気候モデルがグローバルでの過熱化が予想を上回り、ティッピングポイントのリスクを増加させている事を示唆している、としている。リーズ大学のピアーズ・フォスター教授は、この点には同意していない。しかしながら、彼は加えた:「私は彼らの、行動を求める、という部分には完全に賛成である。可能性は低いかもしれないが、彼らが言っているリスクはリアルだ」

Lenton said action would still have real benefits, by slowing the impacts and giving more time for people to adapt. He said: “This article is not meant to be a counsel of despair. If we want to avoid the worst of these bad climate tipping points, we need to activate some positive social and economic tipping points [such as renewable energy] towards what should ultimately be a happier, flourishing, sustainable future for the generations to come.”
インパクトをゆっくりにし、人々に適合の為の時間を与えたり、行動する事はなお、本当に恩恵があるとレントンは言う。彼いわく:「この記事は絶望勧告ではない。もし私たちが気候による最悪のティッピングポイントを避けたいのであれば、私たちはいくつかのポジティブな社会と経済のティッピングポイント(再生可能エネルギーなど)を、これからの世代に向けた、究極的により幸せで、繁栄した、持続可能な未来の為に、作動させる必要があるのだ」

 

 

以上です。最後の太字にした部分に、もうこの上なく賛成です。

少しショッキングな記事だったかも知れませんが、まずは現状を知らないと、立ち向かいようが無いわけなので、書かせてもらいました。

知る事によって、自分の優先順位が変わったりします。僕はもう、気候変動が止まるまで、人生のすべての時間とエネルギーをこれに注ぐ事を決めました笑

この書き手は、深刻な現状に警鐘を鳴らしながら、最後は希望で締めくくっています。

私もそういう人でありたいと思っています。

 

気候変動はきっかけで、人類史最高で最後のチャンスです。

私たちのカラダに起きる、風邪や病気などの不調は、生活を見直すチャンスを与えてくれるもので、ネガティブなものではありません。

気候変動も、地球が我々人類に見直すべきものを教えてくれているのです。

お金を神のようにあがめ、経済成長や利益追求の名の元に、人の時間や命、地球環境といったかけがえのないものを破壊し続ける、今の金融経済システムをみんなで見直しましょう。そんなものの為に生まれてきたわけではないはずです。

分断を繰り返し、いじめや差別や対立や戦争を繰り返す今の人間性をみんなで見直しましょう。争わなければない理由なんて何一つ無いはずですし、まだ、分け合えば足ります。

 

今地球で起きている気候変動の実態、その理由、私たちの日々の選択とのつながり、これからの影響、対策方法、そして希望‐。

そんな話を、2019年は日本47都道府県すべてでお呼び頂いて、9月末~12月末の約3ヵ月で160回させてもらいました。

まずは知るところから、みんなが知れば必ず変わると信じて。

つまり、まだみんなが知らない事が、1番の希望です(^^)

 

今は当分は僕はドイツですが、僕のお話を、人を集めて、学校/企業/機関/飲食店など上映してくれる人や、ダビングして配ってくれる人の為に、DVDにして400枚程、無料で送付中です(大人用2時間20分、子ども用1時間20分)。

1日で大人用170枚と子ども用160枚注文頂きましたので、あと少しですが、まだあまりがあります。よかったら是非(^^)

ちなみに、「20枚も注文してくれた人がいる?!」と思ったらオカンでした笑

映会やダビングはしないですが、自分で家庭で見たいです、という方には、ほぼ原価と送料となる500円を頂いてお送りさせてもらっています(^^)

ご希望の方は、事務局である⇒ 鈴木よしえ さんのFacebookにメッセンジャーください(この記事へのコメントや、僕へのメッセンジャーによるご注文はお控えください)♪

 

 

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などなど、ヨーロッパに関して「これって本当なの?」や「こういうところはどうなっているの?」といった質問に、ドイツ在住の僕が現地の人へのインタビューを交えお答えします(^^♪