谷口たかひさです。
先日、この記事(※)で、今年、2020年は歴史上最も暑い年の1つになる見込みで、熱波や豪雨、洪水、台風などの災害がとても懸念される事を書きました。
※⇒史上初20℃超えの暖冬で、関東でサクラとヒマワリが開花「2020年は最も暑い年になる」英気象庁が発表‐気候危機32
また、1月14日にFuturismが発表した記事によると、
今、地球の海は「1秒間に広島原発5発分」の速度で熱くなっている
そうです。
どういう事かと言うと…
2019年の地球の海の温度は、1981年‐2010年の平均に比べ、0.075℃高かったそうです。
これは、なんて事のない数字の様に見えるかも知れませんが、
地球上のすべての海の体積が莫大な事をふまえると、
これだけの温度を上げるのには、228垓(億、兆、京の更に上の単位)ジュール(熱量の単位)の熱量が必要だそうです。
何やら言い表すのも、想像するのも難しい話になって来ましたが、
あの広島に投下された原子力爆弾が63兆ジュールだそうで、
私たちがこの25年の間に海に与えた熱量は、広島原爆36億発分に相当するそうです。
そしてこの、私たちが海に与えている熱量はどんどん大きくなっているようで、
去年、2019年はこれがおよそ1秒間に広島原爆5発分であったそうです。
より身近なものに例えると、
世界中のすべての人(約77億人)が、全員、1人当たり100個のヘアードライヤーを持ち、常にそれを海に向けて、暖め続けていると同じだけ、海を暖め続けている状態
だそうです。
これは氷床をより速い速度で溶かし続け、海の高さを上げ続けています。
イルカや他の海洋生物は、この急激な温度変化に適応する術を持っておらず、死んでいっています。
この熱は海水を水蒸気にしていっており、ハリケーンや台風、豪雨といったものをより強大にしていきます。
この私たちが海に与え続けている熱、そして温暖化(過熱化)は、今この瞬間もヒドくなっていっており、対策が遅れれば遅れるほど、取り返しのつかない事になっていきます。
地球温暖化(地球過熱化)、気候変動(気候危機)は、私たちの多くが考えるよりもはるかに、待ったなしの状況なんです。
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