谷口たかひさです。
ドイツに住みながら「気候変動」に関する発信、講演を世界中で行っています。
が、残念ながら僕は科学者ではありません。
ですので、ドイツの科学者と、イギリス人でオーストラリア在住の科学者と連携しながら、比較的信頼性の高い、英語でしか発信されていないような情報を発信しています。
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さてこのオーストラリアの科学者からさっき、こんな連絡が来ました。
友達「オーストラリア、今は洪水が襲ってる。この国は燃えてるか、沈んでるか、のどっちかになってしもたんか。火災による大気汚染のせいか、豪雨の臭いには息が詰まるし…」
!?!?!?!?!
僕「洪水?!火災の真っただ中やないの!?!」
色々調べてみると、マジでした…
いくつかくの地域では、韓国と同じ面積をすでに焼き尽くした火災がなおも続く中、多くの地域を記録的な豪雨が襲っています。
クイーンズランドは、1晩で300mm以上という記録的な雨に襲われました。
12時間で3ヵ月分の雨が降ったそうです。
たった2時間で145mmが記録されたところも。
50を超える道路が沈んでいる事が報告されたそうです。

高速道路は通行止めに。
気象庁は、命に関わる雷雨と洪水だとして、警告を出しています

爆風による倒木や断線、地滑りの危険性も呼びかけられています。
火災によりダメージを受けた木などは、このリスクを更に高めているとあります。
3歳の女の子と犬は、24時間行方不明になり、家から3km離れたところまで流されているところを発見されました。

水に沈む地域も出てきており、気象庁は「100年に1度」の雨である事を発表しました。

洪水は、火災から生き延びた野生動物の新たな脅威となっている事が報道されました。

洪水の様子は、よろしければ動画でもご覧ください⇒Nine News Australia
詳しい原因はまだ明確ではないですが、最近の大火災で周辺海水温の2℃上昇が報道されたので、それによる水蒸気の急増化が関係しているかも知れません。
災害が災害を呼び、無限の負のループが始まり、安全な時期も、安全な場所も無くなっていく…
これが気候変動のおそろしいところです。
良いニュースは、今ならまだ間に合います。
誤解を恐れずに言うとですが、今一度私たちが認識しなければいけないと思う事は…
これは「オーストラリアで起きている事」としてではなく、「私たちみんなが住むこの地球で起きている事」だという事です。すべて繋がっています。
また「募金活動」などはすごく素晴らしく、また緊急対策ももちろん必要ですが…
根本対策が必要不可欠です。
そうでなければ、よりヒドい事が世界中のいたるところで起きる可能性が高いです。
ちなみに日本の気候変動による災害リスクは、このオーストラリアより高く、世界2位です。
(記事はコチラ⇒気候災害で危険な国「世界2位は日本」世界平和度指数が発表‐気候危機34)
オーストラリアの大火災、それと同時並行したこの豪雨、洪水を事前に予測できた人はほとんどいません。
日本や他の国では起きないと言える人も、またどんな恐ろしい事が起きるか正確に予測できる人もほとんどいないでしょう。
このままいくとどんな恐ろしい事が起きるか、誰にもわかりませんが、
幸いな事に、これをどうやったら止める事ができるかを、私たちは知っているのです。そしてそれに必要な科学も技術も揃っています。足りないのは、「私たち1人ひとりの意志」だけなのです。
行き過ぎた環境破壊をやめましょう。化石燃料は掘り起こさず、地面の下で眠っていてもらいましょう。
強欲をやめましょう。「今」だけ「金」だけ「自分」だけ、はもう終わりにしましょう。どうせ、人は与える事でしか幸せにはなれません。
無関心をやめましょう。政府/企業/メディア/銀行に、投票/買い物/視聴/預金と言う形で、私たちが本当に大切に思っているものをしっかり伝える時です。
「自分」と「他の命」に、あとほんの少しだけ、優しくなりましょう(^^)
私たちが、気候変動の影響を受ける最初の世代で、これを阻止できる最後の世代です。

この状況を「みんなが知っている」という状況をつくる為、是非フォローや拡散のお手伝いをお願いしますm(_ _)m
みんながまだ知らない事が1番の希望です。『みんなが知れば必ず変わる』
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