「ドイツの石炭採掘の現場で数百人が気候危機に抗議」ケガ人、逮捕者も‐気候危機48

 

谷口たかひさです。

 

昨日、ドイツの僕の家から数十キロの場所にある、広大(約東京ドーム1,000個分)な石炭採掘現場に行ってきました。
記事はコチラ ⇒ 「石炭採掘現場に行ってみた」戦争、飢餓、疫病、災害より人が死ぬのは汚染‐気候危機47

 

 

今回はこの場所で、この夏に起きた出来事について書きたいと思います。

 

Activists walking through the Garzweiler mine
引用元:BBC

 

数百人の抗議者たちが石炭採掘の現場に入り、石炭への抗議活動を行いました。

石炭発電は、気候危機の原因になっているとされる、大量の二酸化炭素を排出します。

またそれ以外にも、石炭発電などが原因で起きている大気や水質などの汚染は、戦争、飢餓、マラリア、自然災害、エイズ、結核、殺人、喫煙などをすべて合わせたよりも人を殺している発表されました。

 

「安くて」「効率的」という、今の「今だけ」「金だけ」「自分だけ」の社会の大好物な側面をのぞいては、とても環境や人の健康を破壊しているものだと言えます。

 

そんな石炭に抗議する為に行われたこの活動、大勢の警察が止めに入り、ケガ人や、現地の人の話によると学生をはじめとする逮捕者も出たといいます。

 

Activists shielding themselves from the sun using a foil blanket
引用元:BBC

 

中には、実際に石炭を採掘している大きな機械を生身で止めに入り、逮捕された学生もいたと言います。

 

 

その前には、石炭採掘の現場へと続く線路を、生身でふさぐ人たちも。

 

Climate activists blocked the rail tracks leading to the Hambach surface mine

 

現在、国連は2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする事を呼びかけており、ドイツはそれを誓っています(ちなみにですが、日本はこれを行うという合意からは外れています。)

しかしこれを行ったとしても、安全・安心して生きていける地球を守る為に必要だとされている、1.5℃未満で地球の温度をおされる確率は、約50%だと言われています。

50%という確率は、これからの時代を生きていく子どもたちや、その子どもたちを想う親たちからすれば、とても受け入れらる数字ではありません。

最近の調査によると、ドイツで最も関心が高い問題は気候変動です。

ドイツは日本以上の石炭発電依存国だったのですが、去年、その発電所の全閉鎖を発表し、順次閉鎖を行い、2030年代にはそのすべてを閉鎖する計画ですが、

より早い段階で温室効果ガス排出を実質ゼロにする為、より早い段階で石炭発電をやめるよう訴えかける目的で、今回の抗議が行われました。

 

イギリスのガーディアン紙が報じたところによると、「抗議者の為の、公共や政治的な気候非常事態に関する認知を向上させる為の、逮捕から起訴に至るまでの刑事司法プロセスをどう利用するかのノウハウも提供されている」そうです。

 

 

こういう事を書くと、決まってこういう抗議者の人たちを非難する声が上がります。

僕個人としても、このやり方をすすめるつもりはありません。

 

ただ大切なのはこのやり方が良いとか悪いとか、正しいとか間違いとか、効率的だとかそうじゃないとか、頭ごなしに否定して終わるのではなく、考える事だと思います。

 

「自分が逮捕されてまで、気候危機の認知度を向上させようとしている人たちがいる」

「自分が逮捕されてまで、石炭発電を止めようとする人たちがいる」

「それは一体なぜなのか?」

「この地球はどういう状態で、このままだとどうなるのか?」

「私たちや、子どもたちの未来は?」

 

考える事です。

 

 

同じだと言うつもりは毛頭ないのですが、第二次世界大戦の際、戦争に反対する人は逮捕されていました。

古代ギリシャの哲学者、ソクラテスも言うように、法律が私たちを守ってくれている恩恵をもちろんないがしろにしてはいけません。

ただ、「法律は必ずしも正義でなく、その時の権力者の都合」という側面もあると言う人もいます。

 

繰り返しになりますが、このやり方が良いとか悪いとか、正しいとか間違いとか、効率的だとかそうじゃないとかではなく、事実として「ここまでの事態」だという事をまずは受け止めましょうすべてはそこから始まります(^^)

 

ドイツに住みながら、日本で報道されにくい事について書いてますので、よければフォローしてください♪
※ロゴをクリックでとべます(^^)

 

最新情報をチェックしよう!
>地球を守ろう

地球を守ろう

『みんなが知れば必ず変わる』
日本47都道府県で全世界で気候保護のために活動中!

【活動内容】
1. ドイツ在住の環境活動家、谷口 たかひさによる講演会
2. 参加者全員によるマーチ
3. その他各地での各種気候保護活動

【活動目的】
1. まずはみんなで知ること
2. みんなで仲良く、楽しく、つながること
3. 政府/メディア/企業に向けて、意志表示をすること