「東京オリンピックは猛暑で死の危険、専門家が警告」雪で対策する計画も雪不足で断念か‐気候危機49

 

谷口たかひさです。

 

暖冬ですね。

 

1月上旬にして、東京では桜が開花し、群馬と静岡ではヒマワリが、福岡は気温20℃を上回り、大阪も先日19.1℃を記録し、軒並み観測史上最高値を記録しています。
記事はコチラ ⇒ 史上初20℃超えの暖冬で、関東でサクラとヒマワリが開花「2020年は最も暑い年になる」英気象庁が発表‐気候危機32

 

僕も住むドイツも、暖かすぎてみんなが驚いています。

 

下のグラフは、今年の気温(太線)と、過去の平均気温(細線)で、オレンジ色が最高気温を、水色が最低気温をそれぞれ表しています。

これを見ると、1月が31日ある内、過去の平均気温よりも気温が低かった日はそれぞれ1日だけで、残り30日は過去の平均気温以上、大幅に上回っている日も少なくない事がわかります。

イギリス気象庁は「2020年は人類の歴史上最も暑い年の1つとなる」事を発表しました。

 

昨日はドイツ家の近くで、500人ほどで気候保護のためにマーチを行ってきました(毎週金曜日に行っています)。

3~4時間の間、外にいる事になるので、冷えるのがこわくてダウンを来ていきましたが、スゴい汗をかきました。

 

マーチの様子は日本時間で2月1日(土)の23時前までは見れますし、最近はSNSでの発信に力を入れていますので、海外ならではの報道などの情報が知りたい方は僕のSNSをフォローしてもらえると嬉しいです(記事はまだ続きます)♪
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さて、今年の7月下旬から8月上旬にかけて、東京でオリンピックが行われますが、英タイムズ紙は、

「2020年の東京の夏の猛暑では、アスリートだけではなく、その観客さえも死にうる」

と、専門家たちが警告している事を報じました

 

この夏にも、東京のオリンピック会場建設を行っていた50代の作業員は、熱中症でその命を落とし、似たような気温と湿度の中で行われたボート競技のテストイベントでは、3人のアスリートが熱中症で緊急搬送されました。

 

2019年7月は、歴史上で最も暑かった月だと公式に記録されました。

 

比較的寒い国で、夏はあまり暑くならないので基本的に家にも電車にもクーラーが無い僕が住むドイツでは、気温42.6℃、過去最高を記録しました。

同じく基本的にクーラーが無い隣の国フランスでは、気温46.7℃、これも過去最高を記録。

森林火災や洪水、砂嵐や雹(ひょう)に悩まされるオーストラリアでは、気温50度、これも過去最高を記録。

 

それに比べ日本は、この夏41.1℃を記録しました。

もちろんこれもかなりの高気温なのですが、上にあげたような温度と比べると、まだマシなようにも見えます。

それではなぜ、今年の日本の夏はそれほど世界から危険視されているのでしょうか?

 

その理由の1つは、湿度(しつど)にあります。

温度はとてもわかりやすい指標なので、ニュースなどでも取り上げられやすいのですが、湿度がニュースなどで取り上げられる事は比較的少ないです。

しかし人の身体への影響を考えた時、湿度は非常に重要な指標です。

 

下の表は、どういった温度と湿度がかけ合わさった時、人体に影響があるかを表したグラフです。黄色と赤色の部分は、それぞれ以下を表しています。

黄色:長くその状況下にいて、なおかつ動いていれば熱中症になるうる

赤色:すぐにでも熱中症になる、深刻な健康へのリスク

Apparent temperature (heat index) in degrees Celsius according to air temperature and relative humidity [16]. 

つまり、赤色の部分が相当まずいのですが、この赤色の部分は例えば、

湿度が40%であれば、気温が43℃にならない限り到達しないですが、

湿度が80%であれば、気温が35℃でも到達する、とあります。

 

湿度がいかにおそろしいか、伝わりましたでしょうか。

ちなみに、2019年7月の日本の平均湿度はというと…

引用元:気象庁

 

89%

 

これが日本の今年の夏を世界が懸念する大きな理由です。

 

今日本でも話題になっているコロナウィルス、中国の患者数は7,711人、死者は170人にのぼったそうですが、

2019年の日本で、熱中症で搬送された人は71,317人、死者は126人にのぼりました。

 

 

さて、この世界からの懸念に対応すべく、日本が出した対策は、新潟県南魚沼の雪を貯蔵しておいて運び、会場にクールダウンできる場所をつくったり、アイスパックを配るというものでした。

しかしご存知の通り、各地のスキー場を開場ができないほどの暖冬で、いつもは雪が150cmは積もっていたその場所は、その10分の1となる15cmしか雪が無いそうです。

皮肉なものですね…。

 

新聞の取材に対して日本の公式関係者は、「空に祈るしかない」と答えた報道されました。

本当にどうするんでしょう??

 

自然のこういった驚異は人間の力でどうこうする事ができない事を、これから私たちが身をもって知る出来事は、これからもドンドン続く事でしょう。

 

ですが逆に、単発的な異常気象に対しては人は無力でも、その原因となっている(ヒドくさせている)気候変動そのものは、人によって起こされているという説が世界の科学者の大多数の見解です。

私たちが起こしたものであれば、止める事ができるのもまた私たちしかいないわけです。

環境も健康も、大切なのは緊急対策でなく根本対策、足し算でなく引き算です。

 

 

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