谷口たかひさです。
ドイツに住んでいます。
ドイツに移住したのには、色々理由があります。
- 昔からドイツの国としての姿勢に憧れていて、ドイツの人たちから学びたかった
- プラスチックフリーをドイツから日本に広げたかった(気候変動対策)
- ドイツで発行されている『時間と共に価値が減るお金』について学びたかった
- 最先端のブロックチェーン技術を活用したかった
- ヨーロッパに住みたかった
などなど…
この中で赤字にした、「時間と共に価値が減るお金」について少し書きたいと思います。
世の中に現在、様々な問題な存在する中、それらの問題がお金と無関係である事はほぼ無く、原因を1つ2つ掘り下げると、すぐに「お金」の問題が出てくる事が多いと思っています。
それは僕は、お金そのものではなく、その性質に問題があると思っています。
最近、お金なんて無くなった方が良いという声も聞くようになりましたが、あくまで僕個人的にはですが、お金は物々交換の時代に比べ、価値の交換をとても効率的にした発明であると思っています。
僕が問題だと思っているのは、「他の自然物と違い、お金だけ時間と共にその価値を失わない(腐らない)」という性質です。
この極端に言うと「神」のような性質が、自然物との「交換価値」であっただけのはずのお金の価値を相対的に重くしてしまい、お金のためであれば、その他の自然物(地球環境や人の時間)は軽く扱われるようになったと思います。
この話はちゃんと説明しようとするととても長くってしまいますので、またの機会にブログに書かせてもらうとして…
実際にこの「時間と共に価値が減るお金」が流通しており、社会課題解決に大成功していると噂の地域がドイツにあります。
その地域はドイツと南東(僕が住んでいるのは西)、オーストリアとの国境にあります。
昨日、そこを訪れてそのお金について学ぶべく、朝6時の電車を予約していました(電車で7時間弱かかります)。
朝、駅に行ってみると…
見事に電車が一切動いてません。

確かにこの日の前の晩は、家から聞いた事のない風の音が聞こえました。
先週の土曜日から現在にかけて、ヨーロッパの北西の方(アイルランド、イギリス、ノルウェー、スウェーデン、ベルギー、フランス、ドイツ、ポーランド、スロベニアなど)を大型の嵐が襲い、少なくとも5名の死亡が確認されています。

風速は時速170kmを記録。
どんな野球のピッチャーの球より速いですね…。
イギリスでは飛行機の運航停止が相次ぎ、イギリスに着陸した飛行機は、その不安定で危険な着陸が話題になりました(動画 ⇒ CNN)。

イギリスでは、2階建ての家の壁が一気に崩壊(動画 ⇒ Sky News)。

約320,000の家屋などで停電など、電気のトラブルが発生。
大きな倒木が道を塞いでいます。
フランスでは、約90,000の家屋で停電が続きました。
イギリスやスロベニアでは、車が強風で倒れた木の下敷きになって、乗っていた人が、
スウェーデンでは、ボートが転覆し乗っていた人が、
ポーランドでは、スキー用具小屋の屋根が飛び、スキーリフト付近にいた母とその娘が、それぞれ亡くなりました。
イギリス気象庁の上級気象学者であるスティーブン・キーツも、今回の嵐はその風の強大さから「注目に値する」としています。
現地(ドイツ)の方によると、ドイツやヨーロッパの内陸の方まで嵐が到達する事は、ないことはないですが珍しく、今回の嵐は過去最悪級のものだそうです…。
風はまだまだ強いですが、本日からはドイツも電車が通常通り動いており、「時間と共に価値が減るお金」が流通している街に無事到着できたので、現地でのインタビューの内容などについては追ってブログにあげさせて頂きますね。
よければフォローしてください♪
※ロゴをクリックでとべます(^^)

【引用元】
The New York Times: Storm Ciara, or Sabine, Leaves 5 Dead in Europe (https://www.nytimes.com/2020/02/10/world/europe/storm-ciara-sabine-germany.html)
The local: IN PICTURES: Winds up to 170km/h recorded as storm batters Germany (https://www.thelocal.de/20200210/in-pictures-winds-up-to-170kmh-recorded-as-storm-batters-germany)