欧米では〇〇〇を教えるが、日本では〇〇しか教えない

  • 2020-02-21
  • 2020-02-21
  • 教育
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谷口たかひさです。

 

今日はベルギーのブリュッセルに行って来ました。

 

10年振りのブリュッセル…。

10年前にここで起きた、僕の人生を大きく変えた出来事を思い起こしました。

 

その事はまた追ってブログに書きたいと思います。

 

さて今日は、スウェーデンに4年住まれていて、若者政策について研究されている日本の方と、

欧州の運営組織の会議などに国を代表して出席されるルーマニアの官僚の方と、

現地にあるYouth work organizationを訪問させて頂きました。

 

 

もうとにかく最高の出逢いでした(^^)

これから引き続きこのおふたりから学ばせて頂きたいと思います。

 

日本の方はこれから日本に帰られるので、日本ツアー中にまたお逢いさせて頂きたいと思います(あっ、どっかのお話会でコラボ頼んでみよ笑)。あとブログとか執筆もされているので、そちらからも勉強させて頂きたいと思います(^^)

ルーマニアの方は、EU/ルーマニアの気候変動政策をつくっている人を紹介してくれるよう働きかけてくださるようなので、それが叶えば、イギリスツアーの後はルーマニアに行きます(^^)

 

さて、この方々と各国の投票率やその考えられる要因、そして若者政策などについてお話をおうかがいしていた時、ある事を思い出しました。

今回はそれについて書きたいと思います。

 

【前提】
※報道や研究結果などではなく、僕が友達から聞いた話と、僕個人の意見です。
※良い悪いとか、正しい間違っているの話ではなく、向き不向きの話です。

※便宜上、「欧米」という言葉を使ってますが、もちろん一辺倒でない事もあるかと思います。

 

 

 

僕は大学からイギリスに留学してました。そこで得られた経験は、そこからの僕の人生の基盤となっていると言っても過言ではないです。

逆に、イギリスで育ち、日本に留学していたイギリス人の友だちがいます。

その人から、昔こう言われて、体にイナズマが走りました。

 

 

「日本の教育は、『義務』は教えるけど、『権利』は教えないよね」

 

 

その人いわく、日本では、

「〇〇してはいけない」

とか、

「〇〇しなければいけない」

といった、

いわゆる『義務』についてばかり教えて、

 

人が生まれながらにして持っているべき

「○○してもいいんだよ」

とか、

「○○はあなたの自由だよ」

といった、

いわゆる『権利』については、あまり教えないように感じる、というのです。

 

 

それを言われて、体にイナズマが走った事を覚えています。

 

 

確かに僕も1度、イギリスで授業中に、トイレに行っていいかを先生に聞いた時に、「そんな事いちいち聞かなくていいよ(笑)」と笑われた事があります。

また、イギリスでストライキの為に学校を休む事を少しこわごわ先生に話した時も、「それはあなたが市民として持ってる当然の権利だから、素敵よ」とむしろほめられてとても嬉しくなったのを覚えています。

 

 

ちなみにこれは、今回お逢いした方が作成された「自分の人生をどの程度自由に決めることができると思うか」という問いに対する答えのグラフです。

 

画像に含まれている可能性があるもの:テキスト

 

日本は「自分の人生を自由に決めることができる」と思っている人が比較的少ない事がわかります。

 

 

義務ばかりが先走る社会では、いわゆる「減点方式」になりがちな気がします。

やってはいけない事をやらずに、やらなければいけない事をやって初めて合格で、やってはいけない事をしたら減点、やらなければいけない事をやれてなければ減点、といった具合ですね。

この仕組みはおそらく、いわゆる「真面目」で人の言う事をきちんと聞く人は生まれやすい一方で、挑戦する事や、人と違う事をする事は難しくなりそうです。

 

一方、権利が尊重される社会では、「加点方式」になりやすい気がします。

当たり前にやって良い事があふれている中で、ではあなたは何をするのか、といった具合かと。

この仕組みはおそらく、いわゆる「個性的」な人が生まれやすく、挑戦もしやすくなる一方で、人の言う事を聞く人は比較的減るかも知れません。

 

 

「ことわざ」って本当にスゴくて、「先人の知恵だなぁ」と僕はよく思います。

 

日本語に、こんなことわざがあります。

『言わぬが花』『口は禍(わざわい)の元』

どちらも必要に応じて沈黙する事の美学を言い表しており、日本の社会では確かに適切に思えます。

 

一方、英語にはこんなことわざがあります。

“The squeaky wheel gets the oil. (きしむ車輪は油を差される)”

自己主張する事の見返りを言い表しており、欧米の社会に適しているように思えます。

 

…真逆ですね(笑)

 

 

本当にどっちが良い悪い、正しい間違っているではなく、向き不向きの話だと思うのですが、

僕はイギリスで学ばせてもらったのと、

そもそも日本でも、両親が本当に僕の「権利」を大切にしてくれる人だったので、権利を中心に物事を考えるクセがついています。

 

最近僕が色々な事を発信していると、

「そういう内容を発信するな」

と言われる事が増えてきましたが、

 

そのSNSのルールや法律に違反しない限り、僕が何を発信しようが、それは僕の自由と権利であり、

むしろ第三者が僕の発信内容をコントロールする権利などない、

と強く思います(笑)

 

責任取るのも僕ですし。

 

 

繰り返しになりますが、本当にどっちが良い悪い、正しい間違っているではなく、向き不向きの話だと思うのですが、

この『義務』にばかり縛られ過ぎて、『権利』を見失っている方に、これだけはお伝えしたいです。

 

あなたには、たった一度しかない、あなたが授かったその素晴らしい人生を自由に生きる『権利』がある。

自由には大きな責任もともなう。

ただ、どの道、あなたの人生の責任を取れるのはあなたしかいない。

少なくとも、あなたに小言を言って、その人と同じような我慢をあなたに強いるその人が、その小言の責任を取ってくれることは絶対にない。

ただ単純に、「なんであの時、ああしなかったんだろう」と、後悔を一生引きずりながら生きていく事になる。

あなたには、たった一度しかない、あなたが授かったその素晴らしい命を自由に使う『権利』がある。

‐谷口たかひさ‐

 

学校でお話させて頂く事も増えたので、これからを生きる人たちに、この辺りもお話できればなぁ…

と思っています(^^)

 

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