谷口たかひさです。
無事、「気候変動」のお話会、イギリスツアーが終了しました(^^)

ノッティンガムとロンドンで、現地の人に対して「海外向けの内容」を「英語」で2回、
ロンドンで、オンラインで「海外向けの内容」を「日本語」で1回、
計3回のお話会をさせてもらいました。
イギリスの方だけでなく、ポーランド、シリア、ルーマニア、タイ、中国、ノルウェー、ガーナ、フランス、オーストラリア、カナダ、などなど…
たくさんの場所からの方々との出逢いがありました(^^)
英語が話せるようにさせてもらった事に、本当に感謝しています。
お話を聞いて頂いた方々からご希望頂いて…
『地球を守ろう‐ロンドン』結成も決まりました(笑)
僕のイギリスツアー第2弾(10月~11月予定)に向けて、すでに場所や人の確保に動いてくださっています。
この調子で、ドンドン世界に拡げていきましょう(^^)
今年は海外、特にアメリカとイギリスに集中したいと思ってます。
アメリカでは大統領選挙が、イギリスではCOP26(気候変動に関する国連サミット)が、両方11月にあるからですね。
これらの結果は、気候変動の行く末、引いては私たち人類の行く末を大きく左右する、と言われています。
BBCニュースをはじめとするグローバルメディアが、「気候変動を人類が生存可能なレベルにおさえれるかは2020年が勝負」と言っているのも、このCOP26の存在が大きいですね。
これらのイベント、特にアメリカの大統領選挙は、アメリカの有権者がとても重要になってくるので、その方々にお話をさせてもらう事で、少しでも影響を与えたい、というわけですね。
僕1人が、アメリカの数十人~数百人に話したところでどうなる?という声も聞こえてきそうですが、「やれるだけの事は全部やった」と胸を張って次の世代に言える自分でいたいんです。
一昨日でイギリスツアーをロンドンで終えた後、
昨日はイギリスのバーミンガムで、この活動をする中でいつも相談しているイギリスの科学者と会い、今回のお話会で出逢えた人も一緒に、
これぞイギリス、という飲み方をしました。
イギリスでの学生時代を思い出しましたね。

※念のためですが、左はイギリス学生時代の僕です。
思えば、お酒はイギリスで覚えました。
今年もハロウィンはイギリスにいる事になるので、今から楽しみです(笑)
そんなわけで、今日は「この世の終わりか」ぐらいに気持ちが悪い中、ポルトガルに来ています。
「再生可能エネルギー100%」を達成できた、その理由を確認する為です。
また「現地の人に聞いてみたシリーズ」として記事書きますね(^^)
ヨーロッパツアー、ここ2週間の動きはこんな感じになりました。

2週間で、のべ10ヵ国20都市以上(笑)
3月8日からはじまる日本ツアーも、おかげさまでなかなかのスケジュールですが、
国をまたぐ為、英語すら通じなかったり、携帯が使えなかったり、通貨が変わったりするヨーロッパツアーに比べれば、なんか余裕な気がしてきました(笑)

※3月12日(木)の神奈川県相模原市は、東京都祐天寺に変更になりました。
※各イベントの詳細や申込みは、『地球を守ろうホームページ』(http://chikyuwomamorou.com/)に順次アップされていきます。
さて、話が少し横にそれましたが、最近僕が知った事の中で最もワクワクしたものについて紹介させてもらいたいと思います(^^)
僕たち『地球を守ろう』は、攻撃や否定は分断を生むため一切無しで、とにかくまずは自分たちが楽しむ事を1番大切にしています。
そうしないと自分たちがまず続かないですし、輪が広がっていかないと思っているからですね。
本当に成し遂げたい事があるなら、民主主義、つまり「人の数」が勝負だと信じています。
そして最近読んだ、BBC(英国放送協会)の記事によると、
「非暴力な活動は暴力的な活動に比べ、その成功率が2倍であり、またその活動に賛同する人の数がそのコミュニティの3.5%に達した時、失敗した事がない」そうです。
1986年にフィリピンで100万人を超える人たちが参加した、ピースフルなピープルパワー革命は、不正選挙まで行っていた当時のマルコス独裁政権を4日で覆しました。
2003年にジョージアで汚職がはびこっていたエドゥアルド・シェワルナゼ大統領を辞任に追い込んだのバラ革命も、非暴力な活動でした。
2019年のはじめには、スーダンとアルジェリアの大統領が、市民によるピースフルな意思表示活動の結果、退くことになりました。
これらの活動すべてにおいて、ごく普通の市民たちが、政界のエリートを退け、急進的な変化をもたらしたのです。
ハーバード大学の政治学者エリカ・チェノウェスによると、ピースフルな活動は倫理的というだけでなく、最も強力な方法であるそうです。
20世紀の数百に及ぶ市民活動を調べた結果、非暴力な活動は暴力的な活動に比べ、成功率は約2倍であったそうです。
また、様々な要素が絡んではくるものの、その活動に賛同する人の数がそのコミュニティの3.5%に達した時、失敗したためしがないそうです。
彼女も研究をはじめる前は、非暴力な活動が暴力的な活動よりも変化をもたらす可能性が高いということに対して懐疑的だったそうですが、実際に起きた活動例をしらみつぶしに研究していく中で、この結論に至ります。
また、非暴力な活動は平均して、暴力的な活動に対して、4倍の人を惹きつけるという統計にも至ります。
1989年にチェコスロバキアで当時の共産党支配を退けたビロード革命は、50万人の人が参加しました。
変革には人の数がとても重要で、ピースフルな活動こそが人びとからの支持を得られる、と彼女は言います。
そしてピースフルな活動は参加する人を選ばないと言います。
暴力的な活動に参加する事は、子どもやお年寄り、女性、障がいがある方には難しいでしょう。
『地球を守ろう』のマーチにも、子どもやお年寄り、女性はもちろん、車イスで参加してれている人もいます。
海外で行われている気候変動阻止の為の活動も、 ピースフルなものが増えてきました。
この彼女の研究に影響を受けている、と言います。
またブログに詳しく書きますが、先週の金曜日に僕がグレタさんと参加したドイツ・ハンブルグの60,000人気候ストライキなんて、もうただの野外フェスです(笑)楽しくてしゃあない(笑)
3.5%という数字はそれほど大きくないように見えますが、目に見えて賛同する人が3.5%にのぼっているのであれば、目には見えなくてもその活動に賛同している人は計り知れないほどいる状態なのだそうです。
そして、世界の人口や、日本の人口など、大きな母体の3.5%は難しく感じても、たとえば自分の住んでいる市、といった単位ではどうでしょう?
僕は大阪府の門真市出身で、そこの人口は120,000人くらいなので、3.5%だと約4,000人。
たとえばこれらの数の人から署名をもらう、とかっていうのは、簡単ではないにしろ、不可能ではない気がします。
その小さなコミュニティの集まりが結局、国であり、世界なのです。
そして今自分のいる場所で勝てない人は、結局どこに行っても勝てません。
彼女はこう締めくくります。
「いつの時代も、ごく普通の人々が実際に世界を変えるヒーロー的な活動に取り組んでいて、これらの人々は、認識され、祝福されるに値する。」
『地球を守ろう』のあり方、間違ってないですね(^^)
そして今これを読んでくれている、
「あなた」がこの地球の最後にして最高の希望です。
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【引用元】
BBC: The ‘3.5% rule’: How a small minority can change the world (https://www.bbc.com/future/article/20190513-it-only-takes-35-of-people-to-change-the-world)
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