世界初 滑走路新設に「違法」判定 気候変動を抑える為 ロンドンの空港‐気候危機57

 

谷口たかひさです。

 

この活動をすごく助けてくれている、天才的なセンスと優しさを持つ、とても素敵な人がいます(頭は臭いらしいです)。

その人が、その事を知らないその人のお兄ちゃんから、「このブログ読んでみて」と僕のブログを紹介されたらしいです(笑)

 

めっちゃ嬉しくて、めっちゃ書く励みになりました(^^)

これからも1日に1回更新していきます(笑)

 

 

僕が初めて訪れた海外の国は、親友と2人で旅したイギリスのロンドンでした。

 

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そこでイギリスに惚れて、大学の時、イギリスに留学しました。

 

これは大学の時に行っていた学校ストライキ。

 

画像に含まれている可能性があるもの:1人、立ってる、群衆、屋外

 

全く吹けないラッパで、スヒュゥ~、みたいな変な音鳴らしてたので、後ろの女の子が爆笑してますね。

この子とはこれがきっかけで親友になります。

今思えば当時からよくストライキをしていました(笑)

 

大学を卒業してからも、何度かイギリスを訪れました。

先週は「気候変動」のお話会で、ツアーもさせてもらいました。

 

今でも特別な想い入れがある国です。

 

 

さてそのイギリスから嬉しいニュース(^^)

 

ロンドンにあるヒースロー空港に、第3の滑走路を新規に建設する計画が、高等裁判所によって違法と判定された事が2月27日(木)、イギリスのガーディアンによって報道されました。

「政府が気候危機に対する対応としてコミットした内容が、十分に考慮されていない」事が理由だと言います。

政府は2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする事をかかげており、 国民の気候非常事態への関心は高まっています。

 

ロンドンのヒースロー空港はすでに世界で最も利用されている空港の1つで、年間のべおよそ8,000万人の乗客が利用しています。

140億ポンド(約2兆円)を要するこの新規の滑走路を建設する計画は、実施した場合には、毎日さらに700の飛行機が発着する事になり、温室効果ガスを大幅に上昇させると言います。

 

この裁判所による判決は、パリ協定(※)に基づいた大きな判決として世界で初めてものとなり、イギリスだけでなく、世界中の温室効果ガス排出量を増やすプロジェクト阻止への挑戦を鼓舞するかも知れません。

※パリ協定…2015年に採択され、2016年に世界175ヵ国によって署名された、気候変動に関する温室効果ガス排出量削減のための協定

 

これはイギリスの新首相、ボリス・ジョンソンにとってむしろ、イギリスのグラスゴーで11月に行われる予定のCOP26(気候変動の為の年次国連サミット)のステージに集中し、輝くチャンスだと言われています。

 

国際ライデン大学の国際公法の専門家、 マルガレタ・ウェウェリンケ・シンさんはこう言います。

「裁判所が初めて、パリ協定の温度目標は拘束力があると認めた。その目標は、温度上昇が1.5℃を上回る事の壊滅的なリスクに関する、圧倒的な証拠に基づいている。それでもその目標は単なる努力目標で、政府は実質無視する事ができるという人もいるが。」

 

イースト・アングリア大学のCorinne Le Quéré教授はこう言います。

「政府はすべての大きな決定をくだす際、気候に関する目標を常に心する必要がある。そうでなければ、二酸化炭素排出量の実質ゼロはならず、気候と安定性に、壊滅的な影響を及ぼす。これが法によってやっと認識され、安心した。」

 

高等裁判所は、今回のプロジェクトに関する訴えの内、「騒音」や「大気汚染」に関する訴えは却下しながら、「気候変動」に関する訴えだけは却下せずに、今回の結論にいたったのだそうです。

 

今回の空港建設計画は、イギリスの経済活性化のためだという声もありますが、ほとんどのフライトは遊びのためであり、たった20%の人で全フライトの3分の2を利用していると言います。

 

ビジネス大臣であり、COP26を取り仕切るアロク・シャルマは言います。

「気候変動の最悪の影響を避ける事ができ、成長をもたらしてくれる唯一の経済は、脱炭素経済だ。私たちの選択は、これを成す事も、壊す事もできる。」

 

 

報道からは以上です。

 

 

温室効果ガス排出を高める事をのきなみ中止する事で、もしかしたら経済成長が鈍化する国もあるかも知れません。

 

「地球規模の問題だから、自分の国だけやっても仕方ないだろ」

なのか、もっと言うと、

「他の国が温室効果ガス排出量を減らす為に、経済成長を鈍化させてる今がチャンス」として、環境破壊を気にもせず、「今だけ」「金だけ」「自分だけ」の経済を続けるのか、

 

「自分の国から」「自分の国だけでも」

とお手本となる一歩を踏み出すのか。

 

どっちの国でありたいですか?

 

世界は国でできていて、国は人でできています。

日本という国=日本人の私たち、に他なりません。

 

今回のこの判決も、政府でなく国民が勝ち取ったものです。

 

色々言う人もいますが、誰が賞賛されるか、は次の世代が決めます。

私たちにできる事は、自分たちが信じる道を突き進む事だけです。

 

気候変動は地球規模の問題です。

全員が少しずつ原因で、全員に影響があり、全員が協力しないと乗り越える事ができません。

逆に言うと、世界が一つにまとまる人類史最高のチャンスであり、希望です。

 

私たちが気候変動の影響を受ける最初の世代で、食い止める事のできる最後の世代です。

 

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【引用元】

The Guardian: Heathrow third runway ruled illegal over climate change (https://www.theguardian.com/environment/2020/feb/27/heathrow-third-runway-ruled-illegal-over-climate-change?fbclid=IwAR1YWvhii1_S-1yQFc7kLUTfJWm5w8oNC4ToAXKJZavq42vimKXTz1CFVpM)

 

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