谷口たかひさです。
コロナウィルスの騒ぎが一向に落ち着かないですね。
僕も病気になるのは嫌なので、コロナウィルスうんぬんの前に、普段から健康のために心がけている事があります
- しっかり睡眠をとる
- 添加物、砂糖をできるだけ避ける
- よく噛んで食べる
- 腸をマッサージする
- 筋肉を鍛える
- よく歩く
- 体を冷やさない
- 温水浴と冷水浴を交互に繰り返す
- ストレスをためない
- 楽しむ、よく笑う
などなど…
今回のコロナウィルス騒ぎで、たくさんの方々が「免疫力を高めるには」といった投稿をSNSなどにあげられています。
僕が大尊敬する、自然食料理人/百姓屋敷わらのオーナー、船越康弘さんもその内のお1人です。
こういった方々と出逢えて繋がれている事に心から感謝しています(^^)
さて、僕は『メディアウィルスに対する免疫力を高める方法』について書きたいと思います。
「メディアウィルス」という言葉は初めて聞きましたか?
僕も初めて使いました(笑)
Licypriya Kangujam(リシプリヤ・カングジャム)という8歳の女の子がいます。
世界最年少の環境活動家/国連スピーチ者/TEDプレゼンテーション者で、世界子供平和賞など数々の賞も受賞しており、『2020年世界の素晴らしい子ども100人』にも選ばれ、国連開発プログラムでもグレタ・トゥーンベリさんやアメリカのジェイミー・マーゴリンさんと並んで環境活動家として取り上げられてる、スゴい人です。
その人が僕の投稿を見てくれていて、連絡をくれ、8月1日に東京オリンピックの真っただ中に、一緒にマーチをする事が決まっています(^^)

よければご参加ください(^^)
(Facebookイベントページ ⇒ GREEN Olympic MARCH)
その人が最近、Facebookにこんな投稿をあげていました。
「いくつかのメディアウィルスは、コロナウィルスよりも危険だ」
…やっぱり賢い人だなぁと思いました。
日本でも、デマ情報によってトイレットペーパーが売り切れている、という話を聞きます。
今回はそんなデマ情報に踊らされないように、比較的信頼性の高い情報を選ぶための「メディアリテラシー」、「クリティカルシンキング」について書きたいと思います。
まずはこれらの言葉の意味について、Oxford Referenceで見てみましょう。
メディアリテラシー…
1.様々なメディアの形態に関する知識、理解、経験のこと。いくつかの定義において、このコンセプトは識字や数学の基礎知識を含む。
2.様々なメディアを利用し、それらについて批判的に考える能力のこと。
3.メディアデバイスを利用する能力のレベルのこと。
クリティカルシンキング(批判的思考)…
1.判断を行うための、問題に対する客観的な分析と評価のこと。
両方に、「批判的」という言葉が出てきましたね。
日本語で批判的というと、少しネガティブな響きがあるかも知れませんが、要は、
この情報で溢れていて、しかもインターネットやSNSで誰でも発信者になれるこの時代、
情報を初見で鵜呑みにするのではなく、「これ、本当なのかな?」と一旦立ち止まり、
「何を信じていいかわからない」となるのでもなく、
自分で、その情報は信頼するに足るのか、
そしてそうでないのならば、現時点で最も信頼するに足る情報はどれなのか、
を判断する、という事ですね(^^)
その為に行える事を、今回は4つ書きたいと思います。
- 発信元と情報源を確認する
- 別の情報源から同じ情報が発信されているかを確認する
- メディアの信頼性を知る
- 反対となる情報も調べる
今回この記事を書くに当たっては、比較的メディアリテラシーが高く、クリティカルシンキングの教育にも力を入れていると言われているドイツの出身で、現在は日本に住む環境活動家、カトリン・フンクさんにも協力してもらいました。

Special Thanks(^^)
そういえば僕も、これらの事を意識するようになったのはイギリスに留学してからです。
それでは1つずつ見ていきましょう(^^)
1.発信元と情報源を確認する
インターネットがまだなかった時代、情報を発信するものは主にTVと新聞といったメディアだったと思います。
それらすべてが信頼するに足るかはともかく、限定されていた事は確かです。
それがインターネット、更にはSNSが普及した今、
誰でも情報発信者になれるようになりました。
これはもちろん、大きなチャンスでもある一方、
インターネットで活字で書かれているものを見て、それが、
①信頼性の高いメディアによって書かれているのか、
②信頼性の高い学者などによって書かれているのか、
③一般の人によって書かれているのか、
これらの違いを気にせず、全部ごちゃまぜにしてしまう人がいます。
①や②が絶対正しくて、③が絶対に間違い、というわけではないのですが、①や②の方が比較的信頼性が高いことは言うまでもないです。
また、特に一般の人が書いている場合は、
その記載内容についての情報源のリンクは付けられているかどうか、
付けられている場合でも、そのリンク先に書いている情報をねじ曲げた形で書いていないかも自分で確認し、判断するといいと思います(^^)
こういった事を普段から意識しているカトリンさんとお話していると、「その情報は、どこが情報源?」と聞くと、ちゃんと覚えていて、すぐに返ってきます。
僕も自分が話す情報については、いつ頃、どの情報源が、どのような形で出していたか、はできるだけ覚えるように心がけています。
2.別の情報源から同じ情報が発信されているかを確認する
1つの情報源から発信されている情報が、別の情報源からも発信されているかも確認しましょう。
別の情報源が同じ情報を発信していれば、その情報の信頼性は増すと言えます。
カトリンさんいわく、ドイツの学校では30分ほどのプレゼン資料を作るに当たって、そこに載せる情報の情報源の数が5つとかだと、「少なすぎる」となるそうです。
3.メディアの信頼性を知る
「1.発信元と情報源を確認する」にも共通することですが、情報源は数だけでなく、質も重要です。
そういえば以前、ある情報をSNSで発信している人がいて、僕はその情報に疑問を感じたので、その人が付けていたリンク先を確認すると、2ちゃんねるだった事があります。
2ちゃんねるに書かれている事が絶対ウソ、というでは無いですが、リンクをつける参照先としては…。
他に例えばWikipediaなども参照先としては信頼性が高いとは言えない、とされていますね。
比較的信頼性が高いと言われているのはどのメディアなのか、
自分が見つけたその情報に対して、比較的信頼性の高いメディアはどのように発信しているのか、
を知ることはとても重要です。
できればスポンサーなどによってのかたよりが少なく、独立性が高いメディアの方が良いかと。
僕はイギリスの『ガーディアン』と『インディペンデント』をよく引用します。
これらの新聞社は比較的独立性/信頼性が高いと言われており、『ガーディアン』は気候変動について自由に報道する為、化石燃料企業からの広告を一切禁止し、読者からの寄付を募っている新聞社です(だからと言って、100%信頼できる!となってしまうのも良くないです)。
これはあくまでも僕の友人のイギリス人が言っていた事ですが、「国営メディアこそ、偏ってないわけがない」と言っていて、なるほど一理あるな(笑)、と思った事を覚えています。
陰謀論とかではなく、国益がどうしても関わってくる場合が多いでしょうから。
あと、情報の質という意味では、メディアの発信だけでなく、学術機関や科学者たちの発表なども確認するとなお良いです(メディアが引用をつけている場合も多いです)。
僕は科学誌だと、イギリスの『ネイチャー』とアメリカの『サイエンス』をよく確認するようにしています。
また、気候変動については、国連のIPCCの報告書には目を通すようにしています。
4.反対となる情報も調べる
Googleなどの検索エンジンを使ったことの無い人は、あまりいないのではないでしょうか?
とても便利なものですが、気をつけないといけない事があります。
それは、検索の結果出てくる情報は、自分が入れた検索ワードに依存する、という事です。
例えば、〇〇が食べものだとして、「〇〇 体に良い」と検索すると、それが体に良い理由が並び、「〇〇 体に悪い」と検索すると、それが体に悪い理由が並びます。
自分が見たいものを見ているだけ、になる場合があるんですね。
それを避けるためにも、その情報の反対となる情報も調べましょう。
そしてそれらの結果出てきた情報、その情報源の数、質などを確認した上で、どちらがより信頼に足るか、や、対となる情報の妥協点はどこか、などを人で判断します。
4つの紹介は以上となります。
時間との兼ね合いもありますし、今回紹介したこれら全部を一気に行う事は難しいかも知れませんが、少しずつ意識していくだけでもだいぶ違うと思います。
そしてこれは本当にできればですが、やはり英語を学んで、英語の情報を取っていくとより良いかと思います。
日本語の情報がウソだと言う話ではなく、英語の方が、情報量も、それを書いている人たちの多様さも、デマ情報だった場合により多い読み手によってそれが淘汰される事も、各段に増えます。
この記事であげた事など、行える事を行った上で、最後は人に依存せず、自分で判断しましょう。
僕の大好きなマンガ、『デスノート』の僕が1番好きなキャラクター、ニアのセリフを引用します。

このスタンスですね(笑)惚れ惚れします(^^)
そして、自分が選んだ情報も、「現時点では最も信頼するに足る」という位置づけ、いわば暫定1位としおき、新たな情報が出てきた場合、それを取り入れてまた分析、評価をしなおす、という柔軟な姿勢も大切ですね(^^)
すこし長くなりましたが、情報がますます増えていくこの時代、子どもたちはもちろん、大人の人たちにとっても、とても重要な事だと僕は思っています。
という事で、カトリン・フンクさんと僕で、『メディアリテラシー』と『クリティカルシンキング』を身に着けるための無料ワークショップを、オンラインで実施します(^^)
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