「対策無しで4,000万人が今年中にコロナで死ぬが、 早い対策でうち3,870万人を守れる」英公立研究大学の発表‐コロナウィルス危機7

 

谷口たかひさです。

 

2020年3月26日、イギリスの公立研究大学であるインペリアル・カレッジ・ロンドン(※)が設立した『COVID-19対応チーム』が発表した報告書を読みました(時間がかかってしまいました)。
※インペリアル・カレッジ・ロンドン…1907年に設置され、理学、工学および医学に特化した世界有数の理工系名門大学

 

 

同大学の研究者たちが、数々の異なるシナリオや、中国や他の高所得から得られたデータを基に概算を行い、202ヵ国にまで及ぶパンデミックの健康への影響を考察した結果、

 

新型コロナウィルスに何も対策が取られなかった場合、今年中に40,000,000人の人の命がこのウィルスによって失われる、と発表されました。

 

ソーシャルディスタンス(社会的距離)‐一般的な母集団における社会的接触を40%減らし、高齢者や脆弱な集団における社会的な接触を60%減らせた場合‐この失われる命はおよそ半分に

しかしこの場合でも、すべての国における医療システムは瞬く間に崩壊とこの報告書は続きます。

 

もしも国々が、より厳格な手段を早い段階で採用した場合‐それは例えばテストや、より多くの人への感染を防ぐためのより包括的なソーシャルディスタンスなど‐38,700,000人の人の命が守られ、これは95%以上です

同じ対策であったとしても、採用が遅れた場合、これは30,700,000人まで落ち、守れたはずの8,000,000人の命が失われてしまうのです。

 

これら3つのパターンにおける、各地域の感染者と死亡者の数はコチラです。

 

「感染を抑える為の対策が遅れる事は、より悪い結果を導き、より多くの命が失われる」とこの報告書では結論付けられています。

 

 

発展途上国におけるこのパンデミックの影響は、よりシビアです。

高所得国でも「緊要なケアが必要な患者数」「実際に利用可能な病床数」7倍(7人いれば6人の病床数が無い)ですがとなりますが、発展途上国ではこれが25倍(25人いれば24人の病床が無い)、とこの報告書では述べられています。

 

これらのモデルは「何が起きるか」の予測ではなく、この問題の大きさと、迅速に対策をとる事のメリットを説明するものだ、とこの研究者たちは述べています。

ワクチンやその他の効果的な治療法が利用可能となるまでに、更なる感染拡大を抑えるための対策が維持される必要がある、と。

 

インペリアル・カレッジ・ロンドンの教授で、この報告書の執筆者でもあるニール・ファーガスン氏は言います。

「私たちの報告書は、新型コロナウィルスのパンデミックは、地球規模の重大な公衆衛生に対する脅威であるという、大きくなってきているエビデンスに付け加えられるものだ」

「国々はこの感染拡大に、集合的かつ迅速に対策をとる必要がある」

「資源と最優良事例を共有する事は、地球規模での潜在的に壊滅的な影響を防ぐにあたって、極めて重要である」

 

 

この報告書は断固たる以下の結論を導いている、とイギリスのBBC(英国放送協会)は報道しています。

「ウィルスが拡大していくにつれて、最も過酷な対策だけがその影響を弱める事ができ、最も自分たち自身を守る事が困難な国々が、最も強い打撃を受ける」

 

 

 

英公立研究大学による発表と、それに関するBBC(英国放送協会)の報道はここまでです。

 

 

 

コロナウィルスによる累計感染者数は1,800,000人に到達しようとしており、死亡者数は110,000人を超え、死亡率は6%を上回りました(2020年4月12日時点)。

 

 

 

依然感染中の人も多く、クローズドケース(感染中では無くなったケース‐回復か死亡)においては、その21%‐5人に1人以上が死亡しています。

 

 

 

 

この研究者たちも述べていますが、大切なのは、この問題の大きさの認識と、

「できるだけ早いタイミングで対策が取られる事で、劇的に多くの、失われなくて済んだ命を守る事ができる」

という事の認識だと思います。

 

 

気候変動と同じで、「現段階でどうこう」ではななく、科学者の声に耳を傾けて、「これからこのままだとどうなる」、「それを私たちが行動する事でどうできる」、という事に、想像力を働かせる事が大切なんです。

 

危機を乗り越える第一歩は、危機を危機として取り扱う事です。

最高を望みながら、最悪に備えるんです。

 

 

自身の免疫力を高める事ももちろん大切ですが、

免疫力が高くても、自身がウィルスを保持した場合に、それによって自身が受ける影響を弱めてはくれても、

それを他の人に感染させないような効果はもちろんありません。

 

年齢や持病などで、どうしても免疫力が比較的弱い人たちが守られるためには、

その人たちへの感染源に自分がならないためには、

に想像力をはたらかせる事が思いやりだと僕は思います。

 

 

「過度な自粛」という言葉も独り歩きしていますが、

例えばオーストラリアの例を見ると、

 

・テレワークできない仕事は、建設業なども継続して行われている

・生命の尊厳がおびやかされないだけの補償がある

・夫婦で近所を散歩や、スーパーに行く、などは可能

 

これは確かに制限はありますが、過度な自粛でしょうか?

 

もちろんキレイゴトばかりでなく、現段階、あるいはこれから、この制限による問題も出てくるでしょうが、

このレベルの抑制によって、オーストラリアの新規感染者数(日次)は、右肩下がりを見せています。

 

 

そしてこのレベルの制限でもイヤ、という人も、

この危機を早い段階で封じ込める事ができなかった場合は、

より厳格な抑制が必要とされる可能性が高い、

という事を理解しておきましょう。

 

 

民主主義を私たち日本の大人の多くがサボり続けて出来上がった今の政府に対して、真っ当でない形で文句だけを言う口だけのカッコ悪い大人にならずに、自分ができる事をやりましょう(^^)

「自分はできる事はすべてやった、そう胸を張って言える人であるために」

 

 

コロナウィルスに関する一律所得補償の署名運動を行っていますので、ご協力頂けるとありがたいです♪
(2分とかからず、広告料等をあくまで任意で払える旨の案内などが出てくるそうですが、払わずに無料で問題ありません(^^))

 

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【引用元】

Imperial College COVID-19 Response Team: The global impact of COVID-19 and strategies for mitigation and suppression (https://www.preventionweb.net/publications/view/71077)

BBC: Coronavirus: ‘Act early to save more than 30 million lives’ (https://www.bbc.com/news/health-52055546)

worldmeter (https://www.worldometers.info/coronavirus/)

 

 

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