「過度な自粛」ってそもそもどれくらいなの?分断はワナ‐コロナウィルス危機9

 

谷口たかひさです。

 

新型コロナウィルスについて、「緊急事態宣言」が7ヵ所で発令され、営業しない店や、出歩く人がほとんどいない街が増えてきたようです。

 

それに伴い、「過度な自粛」は危ない、という言葉をよく聞くようになりました。

そして、「海外の自粛は~」という言葉も。

 

細かい話ではありますが、個人的にいつも違和感を感じるので、まずは言葉の定義の話をしましょう。

 

自粛:自分から進んで自分の言動を慎むこと。(Weblio辞書)

 

そう、あくまでも「自分から」なわけです。

海外は「禁止」されている国も少なくないので、「自粛」ではありません。

この言葉の違いをまずは覚えておきましょう。

 

なので、「過度な自粛」というよりは、「過度な制限」といった言い回しの方が、僕としてはしっくりくるのですが、まぁこれは細かい話なので置いておいて…。

 

 

学校のテストって答えがありますよね??

 

 

「当たり前だろ!!」

 

 

という声が聞こえてきそうですが、僕も当たり前だと思ってました。

 

だけど僕はどうしても留学したくて、10代で起業をして、大学でイギリスに留学しました。

その時にビックリしたのは…

 

テストに答えが無い、自由記述(あなたはどう思いますか?)の問題が多い(笑)

 

何が言いたいかというと、どっちが良い悪いではなく、「違い」の話なのですが…

 

社会で起きる問題のほぼすべてに答えなんてないのに、「答えさがし/間違い探しの教育」を受け続けると、人は社会に出ても答えを探し続けたり、

「0か100か」の、極端な話にしがちな気がします(※あくまで僕個人の意見です)。

何事もバランス。

 

 

ではここで、「過度な制限」ではなく、「適度な制限」について考えていきましょう。

 

ノーベル医学・生理学賞を2012年に受賞した、iPS細胞で有名な山中伸弥教授が立ち上げた「山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信」のウェブページに掲載されている情報を見てみましょう。

 

 

上の図の中で、「右に行けば行くほど医療が崩壊」し、「左に行けば行くほど経済が崩壊」する、というわけですね。

その中で、山中伸弥教授が思う「適度な制限」について挙げてくれているわけです。

そしてこれは、医療の準備を進める事により、必要な制限を軽減し、右に進むことも可能なわけです(補償によって左に進むことも可能だと思っています)。

 

僕は「これが絶対に正しい」と言いたいわけではなく、このバランスが民主的に話し合われる事が必要な前提で、他の科学者の意見も聞きながら、

まずは一番右端にある「外出自粛」について、

「パチンコやカフェに並んだり、飲み会や集会をするのは、今じゃなくてよくない??」

という人が1人でも増えてくれたり、

結局この影響で経済的に苦しむ人も出てくるので、

『コロナウィルスに関する所得補償の署名運動』
(署名リンク⇒【誰ひとり取り残さない。新型コロナウイルスの影響に伴う収入減少に対し、政府はこの国に生きる全ての人に所得補償をしてください】

を行っております。
(※広告料等の案内がサイトから出ますが、あくまで任意で、完全無料で2分ほどですみます)

 

こういう、今の日本における制限の緩さに働きかけているグループをAグループと仮に呼びましょう。

 

 

次に、日本で「過度な制限」が行われた場合に起きるデメリットを懸念し、そこに働きかけているグループをBグループと仮に呼びましょう。

 

 

はい。AグループとBグループの言っている事、そもそも全くぶつかってすらいなくて、元をたどれば同じ事を言っているのわかります??
(※ここで大切な事としては、そもそも各個人が「何を言っているか?」だけではなく、「何をやっているか?」もちゃんと見ましょう)

 

人の時間には限りがあり、能力や経験や人脈にも違いがあるので、

「Aという問題に取り組んでいる」という事が、「Bという問題をどうでもいいと思っている」という事にならないわけです。

 

それを、勝手に自分の頭の中で0か100の話にしたり、対立していると感じている人たちがいるとして、そのグループをグループCと仮に呼びましょう。

 

 

さて、分断を生み出しているのは、AとBとCのグループ、どのグループでしょうか?

 

 

「0か100か」のギスギスした話、そろそろやめません?

それは、自分の自己満足を除いて、誰にとってもプラスにはなりません。

 

 

実は、戦争がなくならない理由も、この辺りにあったりするんですね。
(リンク⇒なぜ、戦争は無くならないのか?

 

 

「分断はワナ」です。

 

 

そもそも守りたかったものは何なのか?

自分のエゴ?お金?人の命?

 

 

僕は、気候変動に関してもそうですが、海外と日本、英語と日本語の「情報格差」に危険性を感じています。

なので、海外/英語では普通に報道されている情報を日本でかみ砕いて発信しています。

 

その中にはショッキングな情報も入ってくるので、

「不安を煽るな」という声をよく頂きます。

 

だけど、海外/英語なら広く報道されている情報を僕が意図的に出さないようにするのであれば、

それは戦時中や、現代も国によっては行われている情報操作と、どう違うんでしょう?

 

それを意図的に出さないようにする考えの裏には、

「その情報に対して日本人はこう動くかも知れない」という、日本人を馬鹿にした考えや、

「日本人にこう思って欲しい/動いて欲しい」といった、人をコントロールしようとする考えが見え隠れするような気さえします。

 

極端に言うと、「巨大な台風が来るおそれがある」という報道に対し、「そんな報道をすると買い占めが起きるからするな」という事に近いと思います。

 

 

なので、僕はこれからも、誰に何と言われようとも、海外/英語では広く報道されていながら、日本では報道されにくい情報を届けていきたいと思っていますので、よければフォローしてください♪
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【引用元】

山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信(https://covid19-yamanaka.com/index.html

 

 

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