コロナ危機に伴う差別や偏見をなくすため、私たちにできること

 

谷口たかひさです。

 

新型コロナウィルスによる危機が深刻化してきましたね。

僕は「コロナ危機」という時、単に感染拡大や医療への打撃の話だけではなく、それに伴う社会や経済への打撃もひっくるめていっています。

 

今の時点で、この危機の最中においての(アフターコロナについてはまた書きます)、僕の考え方をハッキリ言わせてもらうと…

 

①全体としてのダメージが最小となる制限のバランスを民主的に探る

②その中でも比較的大きくダメージを受ける存在に思いやりと力を注ぐ

 

です。

 

それでは、1つずつ説明させてもらいます。

 

 

①全体としてのダメージが最小となる制限のバランスを民主的にさぐる

新型コロナウィルスが発生する前の1人ひとりの生活基準のようなものを仮に「100」だとすると、今の状況は、誰かが「50」奪ったから、誰かの分が「50」減った、というような構図ではないわけです。

 

この危機では、「痛み分け」というか、基本的には誰もが何かしらのダメージを受けています。

 

つまり、全体として「100」だったものがダメージを受けて、「50」とかに減る性質の危機なわけです。

 

大切なのは、制限のバランスによって、全体としてのダメージが大きくなったり小さくなったりするので、これを「70」に食い止めることもできれば、「30」にしてしまいうる、という事です。

 

 

今、コロナ危機に伴って、大きな「分断」が起きているように見えます。

平たく言うと…

 

A. 制限しないと医療が崩壊する

B. 制限すると経済が崩壊する

 

ですね。

 

 

この分断はなかなかやっかいです。

 

 

なぜかと言うと…

 

 

両方とも間違いではないからです。

 

 

AよりにしろBよりにしろ、もしもあなたが「極端な考え」をお持ちの方であれば、あなたの考えが外れる事はありません。

 

 

なぜなら、遺憾ではありますが、

 

「医療もある程度は打撃を受け、死ぬ人もある程度は増え、経済もある程度は打撃を受け、失業者もある程度は増えます。」

 

 

これをまずは認識した上で、大切なのは、

 

「全体としてのダメージが最小となる制限のバランスを民主的にさぐること」

 

です。

 

 

ノーベル医学・生理学賞を2012年に受賞した、iPS細胞で有名な山中伸弥教授が立ち上げた「山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信」のウェブページに掲載されている図を見てみましょう。

 

引用元: 山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信

 

「社会崩壊も経済崩壊も起こさない制限の強さ」

 

について提言してくれているわけです。

 

 

僕が言いたいのは、これが絶対正しい、ではなく、

0か100かではなく、医療も経済もある程度は打撃を受ける事態だと言うことをまずは認識し、受け止めた上で、全体としてのダメージが1番少なくなるバランスをみんなで民主的にさぐろう、という事です。

 

「分断はワナ」です。

 

 

②その中でも比較的大きくダメージを受ける存在に思いやりと力を注ぐ

上で説明した通り、基本的には誰しもがダメージを受ける状況ではありますが、その中でも、比較的ダメージが大きい人たちがいるわけです。

 

医療従事者の方々、この危機でより打撃を受けやすい事業の事業主、またはその職種に従事されている方々、あげればキリがないですが…

 

こういう危機の時ほど、「自分だけはなんとか助かろう」ではなく、「自分よりもダメージを受ける人たちは誰か」、そして「その人たちに自分は何ができるか?」に想いをはせて行動する事が、自分の幸福感に繋がります。

 

  

これに関して言えば、私たちも『コロナウィルスに関する一律所得補償の署名運動』を行っていますので、ご協力頂けるとありがたいです♪
(※広告料等を任意で支払う案内などが出てくるそうですが、払わずに無料で、2分ほどですみます)

 

※署名ページ ⇒ ココをクリック

 

 

 

さて、前置きが長くなりましたが、このブログの本題である

『コロナ危機に伴う差別や偏見をなくすため、私たちにできること』

について書きたいと思います。

 

コロナ危機に伴い、様々な差別や偏見が生まれています。

 

最初にお伝えしておくと、これは「コロナが原因で生まれたもの」ではなく、「そもそも社会の中に一定数いる、差別や偏見をする人たち」が、コロナというカテゴリの中にもいる、という考え方もあります。

 

これはネットが普及した時にも起きた事で、「ネットが普及したせいで、オンラインでイジメが増えた」という声もありましたが、

そもそもネットが普及する前からイジメというものはあり、その形は変わっても、数そのものはオンライン普及前とそれほど変わらない

つまり元々あったイジメの質が変わっただけで、量は変わらない、という考え方もありました。

 

それでも目の前に現れた問題として、コロナ危機に伴う差別や偏見をなくす事には意味があると信じてますので、ここではその方法について書きます。

 

 

コロナ危機に伴う差別や偏見には様々なものがありますが、まずは「医療従事者」についてのものについて、私たちにできる事を考えていきたいと思います。

 

  

医療従事者というだけで、その子どもが保育園に行くと、まわりの子どもの保護者の方々からその保育園にクレームがいく…

 

その他、医療従事者に関するクレームを多々耳にします。

 

医療従事者は逆に、カナダでは毎日19時になると、医療従事者への感謝を伝えるために、1人ひとりがナベのフタなどを使って音をたてたり、

ドイツでは首相が公式に感謝のメッセージを贈ったりと、

感謝と尊敬の対象となる事もめずらしくありません。

 

これは僕個人の意見ですが、日本人だけが差別や偏見を行う、というわけではなく、海外でもそういう事をする人もいるなか、日本でだけそれが目立つ、

それはなぜなら、日本ではこういった「公に賞賛する」という文化が、比較的少ないからというのも理由の1つだと思います。

 

 

1月~2月まで、ヨーロッパ10ヵ国を、「気候変動」のお話をするなどのツアーで周らせてもらっており、その中でルクセンブルクという国に行った時に、とても大切な事を学びました。

 

ルクセンブルクは、今年の2月の終わりに、電車やバスなどの「公共交通機関」を無料にしました。

 

そうなると車を使う人が減る…

環境に良いんです。

 

車という環境に悪いものを叩くのではなく、その対抗馬を魅力的にする

賢いやり方だと思いました。

 

医療従事者の差別や偏見の件に関しても、同じ方法が使えると思いました(^^)

 

つまり、医療従事者に差別や偏見を行っている人とたたかうのではなく、

医療従事者の方々に感謝を伝える、その空気、引いては文化をつくる事で、

医療従事者への差別や偏見を行う人を、結果として減らすのです。

 

その為に、みんなで医療従事者に感謝を伝える動画をつくりたいと思います(^^)

 

詳細は、明日僕のInstagramとFacebookから発信しますので、よろしければフォローをお願いします♪
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Youtube, ロゴ, グラフィック, 赤

 

 

 

 

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