コロナで「失われた命」よりも、逆に「救われた命」の方が中国では多い‐専門家が発表

 

谷口たかひさです。

いきなりですが問題です。

 

・飢餓
・エイズ
・マラリア
・結核
・喫煙
・殺人
・戦争

 

上に挙げたような、たくさんの人の命が失われている要因。

 

ですが、これらで失われる人の命をすべて合わせたよりも、人の命が失われている要因があります。

 

何かわかりますか?

 

 

 

正解は…

 

 

 

環境汚染(大気、水質など)。

 

 

 

汚染による死者は毎年9,000,000人にのぼり、これは例えば、すべての戦争の死者の数を合わせた数よりも約20倍多いです。

 

コロナの影響で世界中で経済活動が停滞しているため、大気汚染や水質汚染が軽減している、というニュースを目にされた方も多いかと思います。

中国では、大気汚染によって毎年1,200,000人の命が失われており、今回の大気汚染の軽減で53,000~77,000人の命が救われた、と米スタンフォード大学の地球システム科学者マーシャル・バーク氏が推算を発表しました。

これは中国が発表しているコロナの死者数4,633人をはるかに上回ります

 

 

コロナで失われた命もあるので、軽々しい言動はできませんが、この事実には考えさせられるものがあるかと思います。

コロナの後、元の汚染のレベルに戻して良いのか?

 

また、病気は、習慣を変えなければいけない事を教えてくれるものがほとんどだと思います。

病気が治っても、また同じ習慣を続ければその病気が再発します。

 

同じようにコロナも、もしこの危機を乗り越えても、人類がもとの習慣を続ければ、再発するか、さらなる脅威としてかえってきます。

コロナや多くの感染症の遠因は、人が資源をとるために自然の生息地に浸入し、野生動物と接触をもった、つまり環境破壊によるもの、という発表が専門家からなされています。

 

この危機をみんなで力を合わせて乗り越えた後は、すべて忘れて元の習慣に戻るのではなくて、コロナで学んだ事、感じた事を教訓にして、

「自然との共生」について、本気で考え、取り組んでいかない限りは、

終末に向かっていくしか、人類に残された道はないように思います。

 

 

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【引用元】

Forbes: Pollution Kills More People Than Anything Else
<https://www.forbes.com/sites/jamesconca/2017/11/07/pollution-kills-more-people-than-anything-else/#55dd62671a35>

worldmeter:
<https://www.worldometers.info/coronavirus/?fbclid=IwAR3aKtrEkg5X1VKwauZRN_tatOvmqi4hQf_lgsMk-32j-Y8EeboOrevtgMM>

NHK:BS1スペシャル 「ウイルスVS人類~未知なる敵と闘うために~」
<https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2020107041SA000/?>

Al Jazeera:The coronavirus outbreak is part of the climate change crisis
<https://www.aljazeera.com/indepth/opinion/coronavirus-outbreak-part-climate-change-emergency-200325135058077.html>

NATIONAL GEOGRAPHIC: 新型コロナの死亡率、大気汚染で悪化と判明、研究
<https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/041000226/?P=4>

 

 

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