谷口たかひさです。
少し前の発表ではありますが…
GlobalDataという、イギリスにある、世界のビジネス情報レポートおよびサービスを提供する調査会社の発表によると、
「世界人口の70%がお肉の消費を減らしている、あるいは全く消費しないようにしている」
のだそうです。
同社の消費者アナリスト、フィオナ・ダイア―はこう言います。
「植物性食品へのシフトは、食糧源や動物福祉問題、環境問題などの影響などを最も受けるだろうミレニアル世代(1980年代から2000年代初頭に生まれた世代のこと)によって考慮され、引っ張られている。」
Forbes(米経済紙)の報道によると…
植物性食品ムーブメントは、今やかつてないほど勢いを増しており、それはミレニアル世代だけでなく、
セレブ、アスリート、またGoogleといった会社、さらには中国といった国家にまで支持を受けてます。
Quorn Foodsというイギリスの会社は「持続可能でより健康な食べもの」をと、ハンバーグやソーセージといったものをキノコから作り、そのビジネスは大成長をとげました。
消費者は、栄養や動物福祉、食の安全や環境への影響を考え、より自分たちが気持ちよく感じる事のできる選択をしている、のだそうです。
アメリカでは3年間でヴィーガンの数が6倍になったとGlobalDataによって発表されており、ウォルマートのような大手スーパーマーケットチェーンは卸業者に植物性食品を増やす事を呼びかけています。
お肉が健康におよぼす悪影響についても、カイザーパーマネンテというアメリカで最も大きな医療機関と、アメリカがん研究協会は、心臓病やその他のよく人が死ぬ疾患を予防するため、植物性中心の食事を推奨しています。
またWHO(世界保健機構)も以前、ベーコンやハムといった肉加工品と、がんとの関連性に関する懸念を発表しました。
国立科学アカデミーによると、肉の消費が減る事により、
年間800万人の人の命が守られ、
ヘルスケアや気候変動対策にかかる金額は約3,000兆円浮くそうです。
ここまでがForbesの報道になります。
今、世界中の多くの人が被害を被っている新型コロナウィルスですが、
これもウィルスだから仕方ない、ではなく、
新規感染症の4つに3つは人間と動物の接触によるものだとアメリカのCDC(疾病予防管理センター)は見積もっており、
生物学者であるロブ・ウォレスは自身の本『Big Farms Make Big Flu(大きな農場は大きなインフルエンザをつくる)』で、
莫大な数の家畜や家禽(飼い鳥)を巨大な納屋に押し込める工場畜産が、いかにウィルスなどの新しい病気が突然変異、出現するのに完璧な環境かを説明しています。
英インディペンデント誌も、今月の8日に、
『工場畜産は最も多くの新規感染症を生み出し、更なるパンデミックのリスクを高めていると専門家が警告』
という記事を報道しました。
また、お肉が環境に及ぼす影響についても、英ガーディアン紙は、
『環境問題を解決する最大の方法は「肉と乳製品を減らすこと」』
という記事を報道しており、
畜産がいかに多くの農地や水、食糧を必要とし、
大気汚染や水質汚染、温室効果ガスの原因となっているかを述べています。
「いきなりヴィーガン」は難しくても、
「少しずつ減らす」事はそれほど難しくはないかと思いますので、
健康、動物福祉、環境、新たなパンデミック防止…
きっかけは様々で良いかと思いますが、植物性中心の食事、一度トライしてみては如何でしょうか(^^)
※あくまで僕個人の感想ですが、僕の場合は、胃もたれや腸内環境が改善され体調が良くなり、肌もキレイになり、アレルギー性鼻炎が劇的に改善されました。
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