谷口たかひさです。
さてここで2つ問題です。
問題1 地球上に「ほ乳類」は何種類いるでしょうか?
答え 約6500種類
問題2 地球上に約6500種類いる「ほ乳類」のうち、「人間」と「家畜」でその何%を占めるでしょうか?
答え 96%(家畜だけで60%)

どれだけ異常な状態かがわかります。
人間が家畜を増やしすぎたんですね。
命なのに、お肉がスーパーで100グラム100円で買える、
というところに違和感を感じるべきなのかもしれません。
家畜だからどう、という話もありますが、
どんな種類の生きものであれ、人間が不自然に増やしたり減らしたりすると、
自然のバランスは崩れ、色々な問題が起きます。
- 家畜が原因の温室効果ガス排出は全体の約5分の1
- 人が死ぬ原因で最も多い大気/水質汚染の原因の半分以上は家畜
- ハンバーガー1個分でシャワー2ヵ月分の水が必要で水不足
- すべての牛が食べる量は、すべての人が食べる量の6.5倍で食料不足
- 新規感染症発生の原因で最も多いのは工場畜産現場から
などなど…
こういった中、カナダ政府が植物性食品産業に1億ドルを投資しました。
その理由はというと…
急速に伸びている(選ぶ人が増えている)産業だから。
環境保護や感染症への根本対策、動物福祉を理由の1番として掲げているわけではないんです。
伸びている(選ぶ人が増えている)植物性食品産業に投資する事で、良い雇用を生み出すと同時に、カナダの農家を守る事にも繋がる、というわけです。
政府は正論や感情論でなく、票のにおいで動きます。
つまり、国民がなにを選ぶか、シンプルにそれだけです。
日本の農林水産省が出している食事バランスガイドを見てみましょう。

「主菜」の部分は、大半が動物性食品であり、「牛乳・乳製品」なんていうカテゴリもあります。
次に、カナダ政府のもの。

動物性食品はほとんどなく、「牛乳」なんてありません。
これは、今年に入って改訂されたものです。
カナダではここ15年で100万人近くベジタリアンが増え、230万人に達し、
ヴィーガンは85万人に達し、
合わせると、人口の約10分の1、10人に1人はベジタリアンかヴィーガンという事になります。
こうなると、政府も企業もメディアも、当然ほうっておく理由がありません。
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