谷口たかひさです。
南アフリカ政府が、南アフリカの食安全法の変更を提案しました。
その内容は、絶滅が危惧されている生きものであるゾウ・キリン・サイなどの動物を食用に畜殺しよう、というものです。

この提案は最近行われた、動物改良法の変更を追うもので、その変更の内容は、「集中的かつ、選択的な育種と交配を、野生動物に対して行う」というもので、対象となった33の野生動物にはライオンやチーター、サイなどが含まれています。
南アフリカWWF(世界自然保護基金)のジョー・ショー博士は今回の変更案に対して、「絶滅が危惧されている種が対象に含まれる事を非常に懸念している」とコメントしています。
Endangered Wildlife Trustは、この変更案が施行された場合には、「深刻な環境への害」と「動物福祉」の点で懸念があるとし、裁判所に見直しを依頼しました。
ヨハネスブルグ大学(南アフリカの大学)のロス・ハーベイ氏と、ロンドン大学のクリス・オールデン氏も、「野生動物の消費を促進する事は、南アフリカの自然遺産の商品化を強化するだけ」とうったえました。
彼らはまた、「この変更案が施行された場合には、人類にとっては未知のウィルスが、野生動物から人へ、または野生動物から畜産動物へと感染しうる」とうったえています。
しかし、仮にこれらの変更案が施行されても、野生動物の保護は国の法律だけでなく、州の法律によっても行われているため、それによって保護されるとする見方もあります。
今回の変更案が出た理由の1つとして、経済の活性化があげられますが、ジビエ牧場フォーラムのジェリー・ドライ氏は、それであれば鹿肉が最も健全な選択肢だと、次のように話します。
「人類は牛や羊、豚といった畜産動物を食べるよりもずっと前から野生の鹿を食べてきて、そちらの方がずっと健全である事は明らかだし、鹿肉産業は来年までに1,700の、2030年までに18,400の雇用を生み、地方の経済も活性化する」
この問題については引き続き注視して、また進展があれば書くと同時に、背景などについてより深く調べていきます。
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