谷口たかひさです。
コロナへの秀逸な対応でその名を世界に知らしめたニュージーランドの女性首相、ジャシンダ・アーダーンが、投票で続投に向けて国民から圧倒的な支持を得ています。
ですが、ニュージーランドで投票が行われているのは、首相選びについてだけではありません。
「安楽死」と「娯楽目的での大麻使用」の合法化についても、投票が行われおり、「この結果はニュージーランドを地球上でも最も革新的な国家とし得る」と報道されています。
これらについて見て行きましょう。
娯楽目的での大麻私用について
これは、50%を超える国民が「賛成」に票を投じたからといって、即刻合法化されるわけではありません。
投票後、新政府が法案を議会に提出し得る形となります。
そしてこの法案が通過した場合は、20歳以上であれば14グラムまでの大麻を許可された店舗から購入する事が可能となります。
安楽死の合法化について
「娯楽目的での大麻合法化」について投票を行ったのち、ニュージーランドの人たちは「安楽死」についても投票を行います。
“The End of Life Choice Act”はすでに議会を通過している為、国民投票で「賛成」が上回った場合、「安楽死」の合法化は12ヵ月後から施行される運びとなります。
その場合、18歳以上で、余命が半年以下と思われる末期症状にある人は、安楽死を選択する事が可能になります。
これは、精神疾患、身体障がい、年の取り過ぎといったケースでは認められず、また満たさなければならない45の基準があります。
これには、ホスピスや緩和ケアで十分なのでは、という討論が存在します。
※ホスピス… 末期癌 (がん) 患者など死期の近い病人を対象に、延命処置を行わず、身体的苦痛を和らげ、精神的援助をして生を全うできるように医療を行う施設
しかし、オーストラリアの緩和ケアに関する報告書では、「5%の人が人生の最後に酷く苦しんだ」とされており、そもそも国民投票にかけずとも、議会だけでこの法案を通過させてもよかったという声もあります。
世界ではこの「安楽死」を合法としている国はほとんどなく、日本でも許されていない事から、これが行うために、現在合法化されているスイスに行く日本人もいると聞きます。
ジャシンダ・アーダーンのリーダーシップのもと、ニュージーランドは自由主義国としての評判を確立しており、『ニューヨークタイムズ』などのメディアは彼女をトランプ大統領と真逆の人物としています。
ニュージーランドにあるマッセイ大学の政治学教授、リチャード・ショーはこう言います。
「政治の中心は左に寄ってきているようだ。過去4回の投票において、労働党と緑の党だけで62%の議席を得ている。自然に保守的な国において、およそ3人に2人が中道左派を支持するという事は、何かが起きているという事だ。」
良い悪いではなく、自分や自分の大切な人がその立場になった時にどうか?
いつ自分がその立場になるかなんて誰にもわかりません。
世界は動こうとしていて、私たちにも選択が迫られていますね。
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【引用元】
<https://amp-abc-net-au.cdn.ampproject.org/v/s/amp.abc.net.au/article/12721768?usqp=mq331AQFKAGwASA%3D&fbclid=IwAR2V-r7VIxj2QIzMYLi_st-VpdhurwmOWtkOQzxISp2qzwqpQI8Da7vD6dE&_js_v=0.1#aoh=16030237649052&referrer=https%3A%2F%2Fwww.google.com&_tf=From%20%251%24s&share=https%3A%2F%2Famp.abc.net.au%2Farticle%2F12721768%23aoh%3D16030237649052%26referrer%3Dhttps%253A%252F%252Fwww.google.com%26amp_tf%3DFrom%2520%25251%2524s%26ampshare%3Dhttps%253A%252F%252Fwww.abc.net.au%252Fnews%252F2020-10-17%252Fnew-zealand-to-vote-on-cannabis-and-euthanasia-in-referendums%252F12721768>
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