谷口たかひさです。
SNSに利用料を払った事はありますか?
ほぼすべての人が、この質問に「NO」と答えると思います。
でもそんなSNSの会社は、時価総額で世界5本の指に入っています。
ではSNSの会社は何を売っているのでしょうか?
情報?
広告?
有名な言葉で、
“if you are not paying for the product, you are the product.”
(「あなたが製品の代金を支払っていない場合、あなたが製品だ。」)
というものがあります。
SNSの会社が売っているのは「あなた」です。
あなたというユーザーがいる事で、企業から莫大な広告料を得ています。
気をつけなければいけないのはココからです。
企業からより多くのお金を得るためには、
あなたがアカウントを持っているというだけでなく、
実際に利用している必要がありますし、
もっと言えばその利用時間は長ければ長いほど、企業はお金を払います。
ではどうすればあなたはより長くSNS上にいてくれるか。
これは簡単で「あなたにとって気持ちのいいものを見せる」ことです。
「いいね」など押さなくとも、あなたがどんな投稿や広告の時にスクロールを止め、何秒見ていたか。
そんな事まで、何千人ものスーパーエンジニアとスーパーコンピュータが徹底的に分析しています。
そしてあなたの興味や、好みや、意見を満たしてくれるものをドンドンあなたが見つめている画面に送り込む。
トランプ派かバイデン派か、
気候変動懐疑派か否か、
ワクチン反対派か否か…
どんな意見だろうが、後押ししてくれます。
こうして、世界中のあらゆる情報にアクセスできるはずのSNSは、世界で最も情報が偏った場所と化しました。
こうして、企業にとってはとても都合の良い、極端に偏った「あなた」という製品ができていきます。
これを『エコーチェンバー現象』と呼びます。
SNSはあなたという人間の思考そのものをコントロールしえます。
現実世界ではありえないほど極端な偏りを生み出しえます。
極端な偏りは、足元は気持ち良くても、長い目で見るとあなたを孤立させていき、生き辛くします。
また極端な偏りは「分断」を生みやすく、事実SNSが普及してから、人の分断は劇的に加速したと言われています。
メディアウィルスは他のどんなウィルスよりも人を殺しえます。
SNSは多大なメリットもあるとても便利なツールで、僕はとても感謝しています。
だからこそ、デメリットの面、危険性に注意して、かしこく利用しましょう。
「メディアリテラシー」の講演では、ドイツ出身で日本在住の環境活動家カトリン・フンク・マリアさんと、その具体的な練習ができる参加型ワークショップを行っているので、よければお呼びください(^^)
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